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【平成ストリートスナップ】 「深Vネック」に注目集まる(2000年8月26日付)

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 90年代後半から00年代にかけて、本紙にストリートスナップの記事をたびたび掲載していました。30年近く前の、都会の一瞬を切り取っただけの記事ではありますが、その背景を店や企業に取材し、ときには売り上げなどの数字も入れていて、当時の商売の動きも少しわかります。“平成リバイバル”など様々なレトロが注目を集めている昨今、改めて読み返すことで、ビジネスに通じるヒントが見えてくるかもしれません。ベテラン記者が振り返ります。

※本文は読みやすく直しています。社名やブランド名などは原文のまま掲載します。

Vネックに白い肌、秋はきれいにエレガンス

2000年8月26日付

 女性たちが深Vネックにみせられている。キャミソールやベアトップは、露出部分は多くてもカジュアルな印象だった。もっと女らしく、自分がきれいに見えるアイテムに関心が移っているのだろう。数年続いたカジュアルダウンの揺り戻しで、エレガンスの大波がやってきそうだ。

 「去年までは(肌を)黒くしていたんですが、今年は必死で白くしてます」と言う女子大生が着ているのは黒のVネックドレス。フェミニンなカシュクールドレスの女性は「ずっとウォッシュドジーンズだったけど、秋は女っぽくしたい。ヘアも変えたいと思って、今から美容院に行くところです」。タイ付きやラメのノースリーブトップなど、ストリートではとにかくVネックが目に付く。

 エレガントなVネックが売れ出したのは今春から。ピンクやブルーのカットソーにラインストーンを飾ったVネックトップなどが広がり始めた。色で売れているようにも見えたが、ネックラインが隠れたキーポイントだった。これが秋物で一気に拡大したわけだ。

 Vネックのデザインはいやらしいほど深くはなく、でもセクシーな感じのくり具合。襟ぐりに縫い目がないのが特徴で、カットソーは前身頃が袋縫いで二重に、布のドレスは見返しの幅を広くとっている。エレガンスを追求した作りが、女性たちの気持ちをつかんでいる。

《記者メモ》

 「ファッションは、ないものねだり」という言葉をよく使ったものです。困ったもんだ、というような口調でありながら、次の新しいトレンドを売る楽しさも含んだ言葉でした。

(赤間りか)

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