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価格高騰も自家需要増 アパレル小売店でジュエリーの売上が好調

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 アパレル主力の小売店でジュエリーが売れているという。それも数十万円台のビンテージやインポートものが自家需要で動いているそうだ。

 背景は円安や貴金属の高騰だ。ラグジュアリーブランドの値上げラッシュを横目に、「今買うのが一番安い」と踏み切る人も少なくない。特にホリデーシーズンは自分へのご褒美を切り口にしたSNS投稿が増え、購買意欲もあおられる。

 専門店だけでなく服屋でもジュエリーが売れるのは、リアルな着こなしがイメージできるからだろう。バイヤーの目利きで選ばれたジュエリーをカジュアルな服のアクセントとして取り入れることで、より際立って見える効果もある。

 逆に、これまで服屋で売れていたお手頃価格のジュエリーは、品質やデザインに問題があるわけではないのに、売れにくくなったらしい。初期投資が大きくても、後に値上がりしてリセール価値が上昇すれば「買ってよかった」という満足感は高まる。物価上昇が続くなかで購入時の価格だけでなく「その価値が後にどう変化するか」が購買判断を左右しているのかもしれない。

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