アシックスが米カリフォルニアに研究開発拠点を設立　ミシガン大学とのパートナーシップ開始

　アシックスが、米カリフォルニアに研究拠点の「アシックス インスティテュート オブ スポーツ サイエンス アメリカ（ASICS Institute of Sport Science America LLC）」を12月1日付で設立した。併せて、ミシガン大学とパートナーシップを結び、「アシックス-ミシガン・スポーツ・イノベーションセンター（ASICS-MICHIGAN SPORT INNOVATION CENTER）」をスタートする。

　アシックスは、本社を置く神戸に「アシックススポーツ工学研究所」を持ち、研究開発の拠点としている。日本に加えて米国にも研究拠点を設けることで、グローバルでのイノベーション創出を加速するのが狙い。

　ミシガン大学は、運動生理学やコンピュータサイエンス、生体医工学、バイオメカニクスなどを網羅し、「特にスポーツとテクノロジーを融合した先端研究をけん引し、全米トップクラスのエンジニアリングを通じてスピーディな試作・検証を実施している」とアシックス。同大学教授陣との学際的な取り組みにより、「アシックスの研究領域開拓の加速と研究員のレベルアップが見込めるほか、北米にも拠点を持つことで契約アスリートとの接点が増え、データ取得やアスリート理解がこれまで以上に進む」と期待する。

　パートナーシップ締結にあたって、アシックスの富永満之社長COOは「グローバルなR&Dネットワークを構築し、アスリート研究を加速させてさらなるイノベーション強化を目指す」とコメントしている。

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SPORTSフォーカス

◾️ASICS Institute of Sport Science America LLC
所在地：米カリフォルニア州アーバイン
代表者：谷口憲彦CEO
研究内容：トップアスリートや大学研究者との連携を通じた新たな研究テーマの開発、北米市場に近接した戦略的な研究開発　ほか