「オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)」が、鳥取・境港に設けたオニツカイノベーティブファクトリーの開所式を行った。同ブランドの国内唯一の専用生産工場として、「ニッポンメイド」シリーズやラグジュアリーブランドとの協業商品など、高付加価値シューズの生産拠点とする。「現在の高成長を一過性のものとせず、持続可能な形で定着させる。それがこのファクトリーの役割。ここは我々のブランド戦略の中核を担う場所になる」と、庄田良二オニツカタイガーカンパニー長は狙いを話す。開所式には、同ブランドと関係性の深い俳優・アーティストの山下智久も登場し、コラボレーションシューズを披露した。



黒と黄色の掛け合わせが印象的なオニツカイノベーティブファクトリー
Image by: FASHIONSNAP
オニツカイノベーティブファクトリーの前身は、1969年に設立した山陰アシックス。鳥取は、アシックス創業者の鬼塚喜八郎の出身地だという。2026年1月1日付で、山陰アシックスをオニツカイノベーティブファクトリーに転換。56年間のものづくりの蓄積を生かし、海外の量産工場のマザー工場として、今後は技術支援や人材を受け入れての育成なども担っていく。
同時に、工場に併設する形でギャラリーストアも設け、限定商品の販売やアーカイヴ展示、靴作りのワークショップなども実施。インバウンドを中心に客を呼び込み、鳥取や境港の地域振興にも繋げる。
山陰アシックスをオニツカイノベーティブファクトリーに転換することで、ここで生産する高付加価値商品の比率を急拡大するといった意図はないという。それよりも、企画・開発領域も担う工場として、他にない独創的な商品作りや、高いクオリティをブランド全体で保っていくための拠点とする。「一般的に、工場は効率よく量産するための場と考えられている。しかし、我々にとってここはブランド価値そのものを生み出す場となる」と庄田カンパニー長。
今後は、クラフトマンシップを担うオニツカイノベーティブファクトリー、デザインをリードするオニツカタイガーのミラノデザインセンター、機能性や素材開発を担保する神戸のアシックススポーツ工学研究所という3拠点を有機的に連動させ、オニツカタイガーらしい商品開発に繋げる。
山下智久が語るオニツカとの8年






開所式に登場した山下智久
Image by: FASHIONSNAP
開所式に登壇した山下とオニツカタイガーの協業は8年前に始まり、コラボレーション商品を出すのは今回が3回目となる。今回のコラボレーションは、オニツカタイガーの代表モデル「メキシコ66」をベースにしたベージュ1色のデザインで、価格は3万8500円。ファクトリー内のギャラリーストアと公式EC限定で3月に発売予定。

オニツカタイガーの「メキシコ66」はずっと色褪せない輝きを持つシューズ。今回のコラボは、日常に寄り添う友人のような靴にしたいなと思って、ベージュ1色のみのシンプルなデザインにしました。普段から履いていると汚れや傷もつきますが、その1つ1つが履く人とシューズとの絆になっていったらいいなと思っています。実はこのコラボの構想を始めたのは2年ほど前。砂丘がある鳥取で、砂丘に通じるベージュの靴をお披露目できたのはきっと運命ですね(笑)。
オニツカタイガーとの出会いは8年前。初めて海外の作品に出演することになって、スペインの離島に数ヶ月滞在していたんですが、作品のプロデューサーがオニツカタイガーのシューズを履いていました。こんなに遠くにまで日本発のオニツカが届いていることがすごく嬉しかった。ちょうどオニツカとの仕事が始まったタイミングだったので、撮影スタッフたちにオニツカのシューズをプレゼントしたいとブランド側に相談したら、すぐに対応してくれました。太っ腹です。撮影スタッフたちには大変喜んでもらえました。
鳥取を訪れたのは今回が初めて。工場見学もしました。ぜひまた遊びに来たいと思っています。
最終更新日:
◾️オニツカタイガー:公式オンラインストア
◾️オニツカギャラリーストア
所在地:鳥取県境港市渡町2900
営業時間:11:00 - 17:00 ※土日祝は除く
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