
Image by: 繊研新聞社

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繊研plusある靴メーカーが新ブランドを開発した。革靴離れが進む若年層を狙って、価格を税込み2万円程度に抑え、デザインのバリエーションをたくさん用意して、靴専門店だけでなくセレクトショップなどにも卸売りした。
スタートしてから何シーズンか経った時、登山靴のようなゴツい凹凸のある分厚いソールを付けたローファーがヒットした。直営店で品切れになり、卸先の小売店からは追加注文が舞い込んだ。手応えを感じたメーカーはその品番の生産量を拡大した。
ところが次のシーズンになるとなぜかあまり売れず、直営店でも卸先でも多くが売れ残った。そのブランドを仕入れているセレクトショップの販売員は、その理由を「バズった後、人気が持続する時間が短くなっているから」と分析した。
確かにその靴は、初期の購入者が着用写真をSNSに投稿したことがきっかけでヒットした。最近は人気商品が売り切れると「もう在庫がない」という情報が、SNSを通じてあっという間に伝わる。
結果、どうしても欲しい人は二次流通で待たずに買い、買えなかった人は早々にあきらめてSNSで見つけた別の商品に関心を移す。だから次シーズンの在庫が入荷した頃には欲しい人の数が大幅に減っている、ということらしい。情報伝達の速度が上がると、息の長いヒット商品は生まれにくくなるようだ。
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