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あなたの愛用登山グッズを教えて、某ファッションブランドPR担当のCさんと夫のアレクサンダーさん

登山 おすすめ装備 夫婦

Image by: FASHIONSNAP

登山 おすすめ装備 夫婦

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あなたの愛用登山グッズを教えて、某ファッションブランドPR担当のCさんと夫のアレクサンダーさん

登山 おすすめ装備 夫婦

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 オシャレで高感度なあの人がリアルに使っている登山装備を深掘りする連載企画「あなたの愛用登山グッズを教えて」。第3回は、某ファッションブランドでPRを担当されているCさんと、登山仲間でもある夫のアレクサンダーさん。互いに異なる山との向き合い方を持ちながら、自然の中で過ごす時間をそれぞれのペースで楽しんでいます。

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Cさんとアレクサンダーさんの登山プロフィール

Cさん

アレクサンダーさん

👩Cさん
登山歴:約10年
スタイル:デイハイク、ジャングルなどのトレッキング
登った山:甲斐駒ヶ岳、乗鞍岳、川苔山、立山、唐松岳、焼岳、岩殿山、高尾山、マッターホルンなど
挑戦したい山:アルプス山脈

👨アレクサンダーさん
登山歴:約25年
スタイル:宿泊を伴う縦走やロングトレイル
登った山:日本の標高3000m以上の全21座をほぼ制覇。アコンカグアなど約200座
挑戦したい山:イスモイルソモニ峰 

 夫であるアレクサンダーさんはイギリス・ブライトン生まれ。25歳の時に日本へ。生まれ故郷であるイギリスが登山発祥の国であることもあり「登山はメジャーなスポーツ」という文化の中、育ってきました。来日する前は英国海軍の士官だった経歴から「アウトドアやアドベンチャーなライフスタイル」に親しんでいたこともあり、山に登るのは彼にとって「当たり前のことだった」と言います。登山歴は優に20年を超え、日本国内の標高3000m超の全21座をほぼ制覇。積雪期や厳冬期といった“オフシーズン”の登山もこなす上級者で、スキーモ(スキーマウンテニアリング)という山岳スキーと登山を組み合わせたスタイルで富士山を滑り降りた経験も。普段は金融関係の人材紹介コンサルティング会社に勤める“超お堅い”仕事人ですが、山では限界に挑み続ける上級者です。

富士山 スキーマウンテニアリング

アレクサンダーさんが富士山から滑り降りた時のルート

塩見岳 スキーマウンテニアリング

塩見岳

富士山 スキーマウンテニアリング

富士山

五竜岳

 そんなアレクサンダーさんにとって、登山の醍醐味は「自分の限界に挑戦し、恐怖や困難を乗り越えた先に得られる達成感」。「山登りは決して楽しいことではない」と続けます。しかし、その苦しさを乗り越えたときにこそ、何ものにも代えがたい充実感や成功体験が得られるのだといいます。特に印象に残っているのは、標高6,962mの南米最高峰・アコンカグアへの登山。極限の高所と酸素の薄さに加え、山頂を目指す「サミットデイ」は18時間にも及び、「心身ともに極限まで追い込まれるメンタルテスト」の様相。薄い空気の中で一歩一歩を踏みしめながら進む過酷な行程だったといいます。その時期、同じルートを使っていた別のグループの方が命を落としたことを聞き「登山の達成感の裏には常にリスクがあるということを強く意識させられる経験だった」と振り返ります。

人間には誰しも「ここまでかもしれない」「これ以上は不安だ」と感じる壁があります。でも僕は、その壁を少しずつ広げていきたい。登山経験を積み重ね、「今回の経験をどう次に活かすか」と、自分の限界を押し広げていくことが、大きなモチベーションになっています。(アレクサンダーさん)

アコンカグア

アコンカグアを望む風景

アコンカグア

アコンカグアでの夜空

アコンカグア

アコンカグアに登っている途中のアレクサンダーさん

アコンカグアでの山行

アレクサンダーさんが撮影したアコンカグアからの映像

 一方、某ファッションブランドに勤務するCさんが登山に興味を持ち始めたのは、アレクサンダーさんとの結婚がきっかけ。プロポーズの舞台は、なんとスイスに位置するマッターホルン麓のトレッキングコース。自然との距離を縮める第一歩になったといいます。「最初は登山にまったく興味がなく、むしろ嫌いでした」と振り返るCさんですが、実際に山を歩いてみると「心と体がすっきりと浄化されるようなデトックス感に魅了」されたそう。仲間と一緒に山を歩く楽しさはもちろん、ひとりで奥多摩や高尾山を訪れる時間も、日常の中で大切なリフレッシュのひとつになっていると話します。「仕事が忙しい時ほど、自然と向き合うことでストレスから解放され、心が空っぽになってリセットされるんです」と、登山の魅力を穏やかに語ってくれました。

プロポーズされたマッターホルンをヘリコプターでも遊覧

マッターホルン

プロポーズされたマッターホルンのトレッキングコース(左奥の三角峰がマッターホルン)

 夫婦での登山は、二人にとって大切な時間。山がデートの行き先になることもあり、旅行先でも「そこに登れる山があれば、チャレンジしたい」。そんなふうに、登山は二人の暮らしの楽しみの一つです。Cさんは「私はそこまでエクストリームな登山はしない」と言いつつも、アレクサンダーさんのレベルに合わせて挑戦することも。逆に、アレクサンダーさんがCさんのペースに合わせてくれることも多いそうです。

 そんな二人ですが、アレクサンダーさんのエクストリームな登山には、Cさんも時に不安を感じることがあるといいます。たとえば、オーストラリアでのジャングルトレッキングでは、アレクサンダーさんが「15分で戻る」と言って一人で山に入ったまま、3時間以上戻ってこなかったことも。心配になったCさんがホテルまで戻って連絡を取ろうとした矢先、ようやく「楽しかったよ」と笑顔で帰ってきたそうです。そんなエピソードも、二人の登山の思い出のひとつです。

 それぞれのペースで自然と向き合い、人生を豊かにしているアレクサンダーさんとCさん。山は、二人にとって挑戦であり、癒しであり、そして夫婦の絆を深める大切な場所となっています。

Cさんとアレクサンダーさんの入山スタイルスナップ

名前:Cさん
職業:ファッションPR
アウター:HELLY HANSEN
シューズ:LA SPORTIVA
帽子:NEW ERA
ソックス:THE NORTH FACE
ボトルホルダー:THE NORTH FACE

名前:アレクサンダーさん
職業:会社員
アウター:ARC'TERYX
インナー:MILLET
ボトムス:patagonia
シューズ:LA SPORTIVA
帽子:ARC'TERYX
サングラス:Julbo
グローブ:ARC'TERYX
ソックス:mont-bell

 Cさんは登山初中級者。だからこそ、ギアへの投資はまだ最小限に留めているそうです。とはいえ、仕事柄、ファッションも楽しみたい。そんな気持ちもあり「ヘリーハンセン(HELLY HANSEN)」や「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」など、アウトドアと日常の間をつなぐブランドを選ぶことが多いのだとか。「デザイナーブランドとのコラボウェアにも憧れはあるんですけど、オンラインで見て満足しちゃいます。やっぱり高価なので『そこまで登山してる?』と自問してしまって……。もう少し経験を積んだら買ってみたいですね」と話します。ただし、靴だけは別。登山の快適さを大きく左右することを実感して以来、しっかりとこだわって選んでいるそうです。

 一方、アレクサンダーさんはギア選びに明確なポリシーを持っています。最優先するのは「軽さ」。できるだけ無駄を削ぎ落としつつも、機能性とのバランスを重視しています。「軽ければ軽いほどいい。でも、軽くしすぎると逆に危険になることもある。特にトレイルランニング用のアイテムで登山しようとすると、山の種類や天候によってはリスクになるんです。だからこそ経験が必要。自分の山行に合った装備を見極める力が求められます」と語ります。彼が信頼を寄せるブランドは「アークテリクス(ARC'TERYX)」。長年の山行を通じて「機能と軽さのベストバランスが取れている」と実感しているそうです。グッズ選びにかける熱量も相当なもので、以前はブログやYouTubeで膨大な情報を集め、比較検討に時間を惜しみませんでした。最近は信頼できる登山仲間が増えたこともあり、「経験豊富な仲間のおすすめに素直に従うことも多くなりました」と、少し肩の力が抜けた様子も見せてくれました。

アレクサンダーさんがよく使う登山バッグの中身

  1. 「ガーミン(Garmin)」の衛星通信機器:天気予報もこれがなければ受信できない。
  2. 「アークテリクス」のセリウム SV フーディー:最小限の重量で圧倒的な保温性を持つダウン。
  3. 「アークテリクス」のガンマ フーディ メンズ(Gamma Hoody Men's):ゴアテックスePEを使用した軽量で防水・防風性に優れたシェルジャケット。通気性が高く、動きやすい立体構造と洗練されたデザインが特徴。
  4. 「アークテリクス」のフィション SV グローブ(Fission SV Glove):ゴアテックスとプリマロフトを使用し、防水性と保温性を両立。過酷な冬季登山でも操作性を保つ洗練されたデザイン。
  5. 「アークテリクス」のフェーズ AR ビーニー(Phase AR Beanie):吸湿速乾性に優れた軽量素材。頭にフィットするシンプルなデザインで、寒冷な環境でのハイキングや登山に最適。
  6. 「ブラックダイヤモンド(Black Diamond)」のベイパー(Vapor):いわゆる登山用ヘルメット。落石や滑落時の頭部保護に必須。軽量で通気性が良い。
  7. 「スポルティバ(LA SPORTIVA)」のトランゴ アルプ エボ GTX(Trango Alp Evo GTXⓇ):ゴアテックス採用で防水性と通気性を確保。軽量で堅牢な構造がアルパインクライミングに最適。洗練されたデザインも魅力。
  8. 「クラックス(crux)」の3G AK70 (RT):長期登山に最適。70Lの大容量ながら、軽量で耐久性のある素材を使用しており、過酷な環境でも信頼性が高い。
  9. 「ハイカーハンガーアウトフィッターズ(Hiker Hunger Outfitters)の100%カーボンファイバートレッキングポール(Carbon Fiber Trekking Poles):カーボンファイバー製で超軽量かつ高強度。折り畳み可能で持ち運びが容易。シンプルで機能的なデザインも◎。
  10. 「ペツル(PETZL)」のサミットエボ(Summit Evo):軽量でバランスの取れたピッケル。グリップ力の高いシャフトと耐久性のあるヘッドで、雪山や氷河での登攀に最適なデザイン。
  11. 「ナンガ(NANGA)」のオーロラテックス ライト 900SPDX(AURORA TEX light 900SPDX):-25℃の極寒でも暖かく、高所キャンプに最適。コンパクトで軽量。実際は写真よりもさらにコンパクトに畳みます。
  12. 「シートゥサミット(SEA TO SUMMIT)」のネオエアー X サーモ(NeoAir X Therm):軽量で高い保温性。寒冷な地面での快適な睡眠をサポート。
  13. 「スポルティバ(LA SPORTIVA)」のジーテック(G-TECH):7000m級の登山用。重さ630gと徹底した軽量化を実現した一足。

アレクサンダーさんの必需品3選

 気象条件や装備の選定に細心の注意を要するルートを選んで登っていることからも、技術力・体力・経験の三拍子が揃った、まさに「山のプロフェッショナル」と呼べるアレクサンダーさんが特に信頼を寄せている「必需品」を3点ピックアップ。実際の登山経験に裏打ちされたリアルな視点で、機能性はもちろん、哲学までもが垣間見えるアイテムたちを紹介します。

登山経験の中最も過酷だった登山を助けた「クライミングジャケット」

ブランド:アークテリクス
アイテム名:ガンマ フーディ(GAMMA  HOODY)
価格:¥50,600
用途・シーン: どんな山でも
おすすめしたい人:さまざまな環境で高い性能を発揮し、最高品質の軽量クライミングジャケットを求める人

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アレクサンダーさん

非常に多用途で、軽量かつ防風性があり、様々な環境で使えます。ストレッチが効いていてクライミングでもストレスがなく、ヘルメット対応のフードやザックを背負ったまま使えるポケット配置も本当に優秀。風速20m超えの稜線でも安心感があり、登山経験の中でも最も過酷だった「アコンカグア」では、頻繁に使用したジャケットでした。

安心感が変わる「衛星通信機器」

ブランド:ガーミン
アイテム名:インリーチ ミニ 2(inReach Mini 2)
価格:¥52,800
用途・シーン:携帯電話の電波が届かない場所
おすすめしたい人:文明から遠く離れて旅をする誰にでも、必要な場合に愛する人や緊急サービスと連絡を取り続けたい方に適しています。

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アレクサンダーさん

どこにいても通信ができる安心感が圧倒的です。電波が届かない山奥でも、衛星通信でメッセージを送れますし、緊急時にはSOS信号も発信できます。山奥や僻地では特に頼りになる存在。小型で軽量だから、行動の妨げにもなりません。

外気温がマイナス25度でも暖かった「寝袋」

ブランド:ナンガ(NANGA)
アイテム名:オーロラテックス ライト 900 SPDX
価格:¥148,500
用途・シーン:高所、冬季登山
おすすめしたい人:冬季の日本の山登りや、標高5000メートル以上でのキャンプに挑みたい人

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アレクサンダーさん

外気温がマイナス25度で風が吹き荒れる中でもしっかりと体を温めてくれました。防水透湿素材「オーロラテックス」を使っているので、結露や湿気にも強く、長期のテント泊でも安心。厳冬期の登山では、まさに命を守ってくれるシュラフです。

Cさんの登山バッグの中身

  1. 「ヘリーハンセン」のアウター:カラーと防水性の高さがお気に入り。
  2. スポルティバ」のウルトララプターII(ULTRA RAPTOR II):頑丈な作りで、長時間履いても快適なフィット感。
  3. 「ロート製薬」のヘリオホワイト:所謂、飲む日焼け止め。万全な日焼け対策として必ず内服します。
  4. 「ボーズ(BOSE)」のワイヤレスイヤホン:音楽が好きなので、音質にこだわり愛用中。移動中や休憩中のリフレッシュに最適です。
  5. ヘッドライト:早朝や暗い場所での行動に重宝します。
  6. 「ザ・ノース・フェイス」のボトルホルダー:すぐに水分補給ができるので便利です。
  7. 「ミレー(MILLET)」のリュック:軽量ながら収納力が高く、ポケットが多く整理しやすいのが魅力。
  8. 「フォレストワードローブ(FOREST WARDROBE)」のフリース:軽くて暖かく、重ね着にぴったりです。
  9. 「資生堂」の日焼け止め:強力な紫外線対策にはアネッサが安心。
  10. 「ユニクロ(UNIQLO)」のウルトラライトダウン:防寒対策の定番。軽くてコンパクトに収納できます。
  11. 「ザ・ノース・フェイス」の靴下:肌ざわりが良く、長時間歩いてもストレスを感じません。
  12. バックパックカバー:急な雨でも荷物をしっかりと守ってくれます。

Cさんの必需品3選

 都会で働きながら、休日は山でリフレッシュ。そんなCさんが選ぶのは、初心者〜中級者目線で「無理せず、でもちゃんと使える」登山グッズ。登山初心者にもおすすめ。ラグジュアリーブランドPRとして働くCさんが実際に使っている、登山がもっと快適になる必須ギア3選をご紹介します。

初心者・中級者におすすめしたい「登山靴」

ブランド:スポルティバ
アイテム名:ウルトララプターII
価格:¥22,000
用途・シーン:登山をする時はいつでも
おすすめしたい人:初・中級の人

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Cさん

軽量ながらもしっかりとした作りで、歩行時の安定感があります。グリップ力にも優れており、濡れた路面でも安心して歩けます。長距離の登山でも快適に楽しめ、店員さんによると「トレイルランニングにも適している」とのこと。ただし、履き始めは靴擦れがあったため、使用前に慣らしておくことをおすすめします。

登山靴をアップグレードしてくれる「インソール」

ブランド:「バネインソール(Ba2ne)」
アイテム名:定番モデルベーシック「ATB−100」
価格:¥5,390
用途・シーン:登山靴着用時
おすすめしたい人:初・中級の人

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Cさん

シューズ購入時に店員さんにすすめられて選びましたが、大正解でした。インソールを交換することでフィット感がさらに向上し、快適に履くことができています。購入時には何種類か試着し、その中で最も足に合うものを選びました。

“地味に便利”な「ボトルホルダー」

ブランド:ザ・ノース・フェイス
アイテム名:ボトルポケット
価格:約¥3,000
用途・シーン:登山をする時
おすすめしたい人:初・中級の人

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Cさん

登山中は頻繁に水分補給をしますが、そのたびに手を後ろに回してバックパックを開けるのは不便に感じていました。このホルダーを使うことで、いつでも手軽に水分補給ができ、登山がより快適に楽しめるようになりました。

【連載】⛰️あなたの愛用登山グッズを教えて
上出遼平さん
大橋未歩さん
・アレクサンダー夫妻

最終更新日:

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