大復活のプレッピーとは? RUGBYでわかる

RUGBY キャットストリート店
RUGBY キャットストリート店

 「プレッピー(preppie)」ルックが華々しく復活している。米国ブランド「Polo Ralph Lauren(ポロ・ラルフローレン)」が9月、東京・表参道に開いた「RUGBY(ラグビー)」の日本第1号ショップはその流れを象徴する。トラッドな装いを適度に崩した今風プレッピーは性別や年齢に関係なく取り入れやすく、日本でも大ブームに育つ可能性を秘めている。プレッピー復活を後押した「RUGBY」は米国でもまだ11都市にしかない新機軸のショップだ。

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 プレッピーはもともと米国で有名大学に進学するために通う名門私立学校(プレパラトリースクール、preparatory school)で学ぶ良家の子女を指す言葉。彼らが好むファッションから、「プレッピールック」と呼ばれるようになった。上流階級出身者らしく本物志向の保守的な装いがベースとなっている。ボタンダウンシャツやVネック・ニットなどが目印的アイテムで、校章を示す胸のエンブレムはアイコン的な存在だ。

 ハーバード大学やイェール大学など、東部の名門8大学「アイビーリーグ」に通う学生のスタイルから「アイビールック」が生まれたのと同じような成り立ちと言える。はっきり決まったルールはないが、アイビーを少し若々しくし、無造作に着くずした感じのテイストと言える。

 日本では1980年代初めに最初のプレッピーブームが起きた。その後も何度かブームが繰り返していて、その都度少しずつ味付けに変化が生じている。80年代末に人気を博した「渋カジ」も形を変えたプレッピーだった。今年の場合はスポーツテイストが加わっているのが特徴の1つ。大学スポーツを象徴する「ラグビー」がブランド名に選ばれた点にもそのテイストがうかがえる。

rugby_preppy.jpg 「きちんと感」という言葉に代表されるオーソドックスで上質なファッションへの揺り戻しも今のプレッピーブームの追い風になっているようだ。だから、今年のプレッピーは崩しすぎない着こなしを意識して、上質カジュアルに仕上げたい。ただし、西海岸風のラフめカジュアルではなく、東海岸流のカッチリめカジュアルを心がけるのが、プレッピーの枠をはみ出さないコツと言える。

 ブームだからと言って、プレッピーに寄せすぎる着こなしも今の気分に合わない。むしろ、ミリタリーやリラックスといった最新トレンドと組み合わせて、プレッピー濃度を薄めつつ、ミックス感覚でひねるスタイリングが今風だ。「RUGBY」米国サイトには3つぞろい風のトップスにデニムを合わせたり、ボウタイ(蝶ネクタイ)とVネック・ニットを合わせるようなコーディネートが提案されている。

 米国でプレッピーを定着させた「ポロ・ラルフローレン」が立ち上げたブランドだけに、「RUGBY」は現代プレッピーのお手本として打ってつけ。ブランドを代表するアイテムがラグビー選手の着るラガーシャツ。ユニセックスに着こなせるウエアだ。ヴィンテージウォッチやボウタイといったクラシック感の際立つアイテムも取り入れて、意外感を演出してみたいところだ。

(文:ファッションジャーナリスト 宮田理江

RUGBY キャットストリート店 店内
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