

世界中のトラベラーのクリエイティブな旅に寄り添う「リモワ(RIMOWA)」から、ブランド初のレザーバッグ「グルーヴ コレクション」が誕生。柔らかく軽量なスムースレザーで、決意の旅にも、束の間の休暇にもなじむ。アイコニックなパターンを再解釈したデザインは、ブランドが持つ伝統に新たなDNAを吹き込んだ。
そんな、伝統と革新に挑戦するグルーヴ コレクションを介して“再会”した、俳優の吉沢亮と黒川想矢。今年、圧倒的な存在感を放った映画「国宝」で同一人物の過去と未来を演じ、共鳴させていったことは記憶に新しい。俳優として常にどこかの誰かを演じるのは、役という旅を続けることとも言える。まさに時の人でもある二人は、リモワのグルーヴ コレクションが持つタイムレスな魅力をどう表現するのか。撮影後、「人生の旅」をテーマに語り合った二人のトークもお見逃しなく。
【SPECIAL MOVIE】
黒川想矢
これからの人生の旅路、人として、役者として

透明感のある眼差しに、どこかあどけなさが残る黒川。16歳になったばかりだが、役者の道は5歳から歩み始め、早10年になる。大人びた表情の中にも、未来への期待に胸を膨らませる瞳には輝きが見える。
役者の仕事で、演技をしているその瞬間は、“演じる”ことよりも、その場の空気や匂い、風、相手の体温を受け取って、僕を介して返すような感覚があります。うまく言えないんですけど、その瞬間にしか感じられない、生まれないものなんだって。目の前で起こることに、応えていくっていう繰り返しが、すごく楽しいなと思うんです。

2年前、カンヌ国際映画祭に参加するためにフランスへ渡航。仕事を通じた旅ではあったが、初めての飛行機、初めての海外は煌めく記憶として残っているという。
お仕事で、いろんな場所に行かせていただきますが、カンヌは特に心の中に残っています。初めてだらけで緊張もあって、ワクワクもしたし、実はそわそわもしていました。でも、すべてが新鮮で、ずっと幻みたいな時間でした。ありきたりですが、「世界ってこんなに広いんだ。自分ってなんてちっぽけなんだ!」と実感しました。
ある瞬間をみずみずしい記憶と共に切り取る黒川の感情は、趣味の写真にも表れている。カメラはロケや旅先にも、必ず持っていく物の一つだという。
写真は、「怪物」のスチールを担当してくださった末長真さんに「やってみたら」とカメラを頂いて始めました。僕のお師匠さんなんです。撮ってみたら、なんだか自分の世界がまた違って見えてきて、視野というか、心も広がった気がします。写真を撮ると、その経験や時間を忘れないし、好きなものや好きな人を撮るのは幸せな時間でもあります。
黒川が着用したのは、小ぶりながらもワイドなファスニングでラフに物を持ち運ぶことができるグルーヴ コレクション「クロスボディバッグ スモール」。柔らかなスムースカーフレザーを採用し、どんなスタイリングにもなじむ。ミニマルなデザインの中にも、アイコニックなスーツケースを彷彿とさせるグルーヴパターンを再解釈して取り入れており、16歳という年齢を感じさせない実力派の黒川と共鳴する。
「国宝」をはじめ、「怪物」や「この夏の星を見る」など気鋭の作品で、確かな爪痕を残し、第47回日本アカデミー賞新人俳優賞や第66回ブルーリボン賞新人賞を受賞するなど、着実にキャリアを積み重ねる黒川。期待と少しの不安も滲む未来について、何を思うのか。
今の自分から、さらに15年後、何をしているのか、どうなっているのか、正直に言うと分からなくて。決めてしまいたくない、という気持ちもあります。でも、自分をもっと知って、他の人のことも大切に思って、楽しんで毎日を過ごせたらと願っています。「国宝」では「いい役者になるためには、人間を捨てなきゃいけない」という解釈もありましたが、僕はいい人間で、いい俳優でもありたいです。未来はどうなるか分かりませんが、そうなれるように、もがいていきたいです。

吉沢亮
16年の役者という旅、続く未来への旅は

2009年の俳優デビューから16年。映画もドラマも、話題作への出演が絶えず、その演技力に魅了される人は数知れず。春秋戦国時代の若き王から、聾者の母を持つ息子、小児科医、日本を代表する実業家、はたまた450歳の吸血鬼まで、時代も年齢も異なる役を軽やかに演じてきた。
役者のやりがいとか、そういうことを聞かれてまず思うのは、やっぱり好きだからということ。カメラが回っている時に自分の知らなかった感情に連れて行ってくれる瞬間があるんです。「ああ、僕の中にこんな表現が眠ってたんだ」とハッとする。フィクションの世界の中で生きている瞬間が、一番自分を生きている実感があるというか。芝居をしている時が一番楽しいんだって、感じる時があるんです。

一つの役を演じ切るのは、未知の人物像を生み出していく旅のようなもの。役者とは、日々さまざまな人の“役という旅”をし続けている。そんな吉沢自身が旅をしたいと思う場所とは。
先日も舞台挨拶で行ったニューヨーク。何度か行っているのですが、もっと観光したり、街を散策したいなと思いました。本場のミュージカルは観ていると、ひしひしと感じるものがありますし、ご飯も好きなお店があります。比較的バレにくいので、フリーな気持ちになれるというのもありますね(笑)。誰しも、人のことを見るんじゃなくて、自分のために生きている。そんな空気感もいいなと思います。それから、写真か映像で見て、ずっと気になっているのはギリシャ。島や海岸沿いの、真っ白な建物が並ぶ景色は一度見てみたいです。
黒川と共演した映画「国宝」では、日本古来の伝統芸能・歌舞伎に人生を翻弄された喜久雄を好演。芸事に情熱を注ぐ姿は、本人とも重なり、表現者としての新境地を見せた。
対して、自身のこれまでの16年について振り返ると、さっぱりとした言葉が紡がれる。デビュー当時15歳の自分に送りたい言葉とは。
あまり、振り返ったりしないのですが、強いて言うなら「映画もうちょっと見ておけよ」ですかね。僕の場合は、どちらかというと仕事を始めてから映画を見るようになったので、勉強する意識が強いんです。娯楽として映画に触れていたら、今とはまた違う感性だったかもしれない。そうだった場合の自分はどうするんだろうって、単純に気になります。

吉沢が携えたのは、グルーヴ コレクション「クロスボディバッグ ラージ」。柔らかいスムースレザーを使用し、シャープさと程よくソフトな印象に。クロスボディバッグ、ショルダーバッグ、ハンドバッグの3way仕様で、日常使いにも、ロケ先での外出にもフレキシブルに対応。多彩な作品・撮影に参加し、映画祭で世界を飛び回る、吉沢のクリエイティブな生活に寄り添う。
■RIMOWA Groove Collection
柔らかいスムースカーフレザーが、洗練された美しさを引き立てる。アナログレコードの物理的な「溝」から、心地良くリズミカルな音楽を表現する「グルーブ」が生まれたように、旅する人の“人生グルーブ”に寄り添う。ミニサイズのショルダーバッグから、ミニマルなブラックレザーのショルダーバッグまで、日常使いと多用途を考慮して設計。ファスナークロージャーシステム搭載で、利便性が高いマチ付き仕様。
リモワ クライアントサービス 03-6733-9850
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