【台北インスタイル2015レポート①】英国、韓国、日本...インターナショナルなランウェイ

TIS2015のランウェイ
TIS2015のランウェイ

 インターナショナルのファッションスケジュールに合わせるため2014年から4月と11月の年2回開催になった「Taipei IN Style(タイペイ・イン・スタイル=TIS)」。今回は世界から115ブランドが参加市7つのショーに、トランクショーそして4つのセミナーが開催された。(取材・写真・文:ファッションジャーナリスト 益井祐)

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 「TIS2015」のランウェイの幕を開けたのは、初参加となった「ブリティッシュカウンシル」による英国デザイナーのジョイントショーだ。「ロドニク・バンド(THE RODNIK BAND)」は、バンドというだけあり自作の曲を歌いながら、ポップアートのようなコレクションを見せるパフォーマンスを繰り広げた。

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 新作だけでなくアーカイブや昨年発売されて大好評だったスヌーピーとのコラボレーションも登場。ちなみに、コラボの第2弾は間もなくパリのセレクトショップ「コレット(colette)」に並ぶという。今回は"アジアツアー"と銘打ち、台北の後は東京、香港と続くようだ。

 「ヴィクティム・ファッションストリート(Victim Fashion St.)」のメイ・フェイ・リウ(Mei Hui Liu)は、ミレニアム前後にロンドンで巻き起こったヴィンテージのカスタマイズの中心人物になった1人で、台湾出身の彼女は今回の「ブリティッシュカウンシル」出展のキュレーターを勤めている。

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 これまでも「台北101」やデパートでイギリス(特に東ロンドン)とアジアを結ぶイベントを行っており、日本からも「キディル(kidill)」の前進である「ヒロ(hiro)」やカスタマイズスニーカーの「キング(KING)」が参加。最新コレクションでは、シグネチャーのアンティークレースやヴィンテージ素材を使った一点物の他に、シンテックス社のコーヒーを抽出した豆の繊維から作った素材や、地元のプリンターと縫製工場を使うことで、ファッションの"地産地消"を促した。

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 バンタンとパルコの共同プロジェクトでアジアの有望な若手や学生のデビューをサポートする「アジア・ファッション・コレクション」は、NYのファッションウィークを終えて「TIS」に。

 台湾からは「アテナ チャン(Athena Chuang)」

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 香港のネルソン ロン(Nelson Leung) による「ネルソンブラックル(NelsonBlackle)」や韓国のリ・ヤンゴンによる「ノイア(NOIRER)」

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 「ツバサシンヨウ (TSUBASA SHINYO)」の榛葉翼

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 「ゾクゾクビ (ZOKUZOKUB)」の星拓真などの日本人デザイナーと共にランウェイを飾った。

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 インターナショナルといえば、海外でデビューした台湾人デザイナー「イェン・リン(Yen Line)」。

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 「アレキサンダー・キング・チェン(Alexander King Chen)」も、アジアとヨーロッパをミックスしたデザインや、ドラマティックなドレスを披露した。

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 一方で、15周年をキャットウォークショーで祝ったのは「マダムメイ / ホン・チャビー(Madammay / Hong Chubby)」。

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 しかし、アクセサリーはホールセールから集めたのか、中にはヨーロッパの著名ブランド名が入ったものやアイコニックなデザインに酷似したものも。

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 若手をはじめ台湾デザイナーからはあまり感じないが、アジア特有のコピーライトに対する意識の低さがあるのならば、改善の余地があるように思えた。

■マスイユウ/益井祐(ファッションジャーナリスト)

yu_masui_icon_01.jpg静岡県浜松市出身、温暖な気候で天真爛漫に育つ。ファッションジャーナリズムを学ぶために渡英、London Collage of Fashion在学中にコンセプトショップの先駆けである「the pineal eye」でバイイングに参加。その後フリーのバイヤーとして日本やイギリスのセレクトに携わる。ライターに転身後はロンドンを中心にヨーロッパはもちろんアジアからアフリカまで新しいファッションを求め世界を飛び回る。繊研新聞や装苑、シュプールなどメンズ/レディス誌で執筆するほか海外の媒体にも寄稿。またスタイルアイコンとして世界中のメディアで取り上げられている。

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