
FASHIONSNAP
アウトドアを「暮らしの延長」として楽しむ人が増えている昨今、登山もまたファッション高感度層の間で静かに広がりつつあるカルチャーのひとつ。登山に興味はあるけど、「何から揃えたらいい?」「初心者に必要な登山装備って?」と悩む人は多いはず。そこで今回は、アウトドア専門店「アルペンアウトドアーズフラッグシップストア」新宿店4階フロアチーフの飯村雄希さんが監修した、予算5万円で始められる登山初心者向けの装備一式を紹介します。あわせて、この装備で登れる日帰り・低山登山におすすめの山3選もピックアップ。初めての登山でも安心して楽しめる“はじめの一歩”の参考にどうぞ。
目次
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ブームはキャンプから登山へ

アルペンアウトドアーズフラッグシップストア 新宿店の登山フロア。2023年に拡充され、豊富な品揃えが特徴。
アルペンアウトドアーズフラッグシップストア 新宿店は2022年4月1日にグランドオープン。キャンプブームが下火になったことと入れ替わるように登山グッズ需要が増加し、2023年の11月に登山フロアの拡充を実施しました。
登山初心者向けQ&A

FASHIONSNAP(以下、F)
登山初心者がまず揃えるべき装備は?
登山における“三種の神器”と呼ばれているのが、
シューズ、ザック、レインウェアです。この3つからまず揃えてもらうのが大事。特に最優先すべきは登山靴とレインウェアです。

アルペンアウトドアーズ飯村さん(以下、飯村さん)

F
初期費用5万円で登山装備は揃えられますか?
日帰り・低山登山を前提にすれば、信頼性のあるブランドのアイテムでも5万円以内で一式を揃えられます。重要なのは完璧なフル装備ではなく、安全に行って帰ってこられるかという点です。

飯村さん

F
登山初心者が失敗しがちな装備選びの落とし穴は?
ブランドでアイテムを決めてしまい、自分の体型に合わないものを選んでしまうことです。僕自身も、登山初心者の時にトレッキングポールをオンラインショップで購入しましたが、自分の身長に合わず、結局買い直すことになりました。登山グッズにおいては、実店舗で購入することを強くおすすめします。

飯村さん

F
登山を始める際、知っておくべきことは?
危険が伴うものなので、自分の体力と山のレベルを常に合わせる必要があります。また「ヤマレコ」「ヤマップ」など、電波が入らなくてもGPSで地図が機能するアプリをダウンロードしてから入山することをお勧めしています。

飯村さん
5万円で揃う初級者向け装備一式
登山を始めるなら、まずは安全に行って帰ってこられる最低限の装備から。今回は、コスパが良く、信頼できるブランドのアイテムを予算5万円以内で揃えます。初めての山歩きにぴったりのセットです。
登山者の命を守る「レインウェア」

登山において“レインウェアは命を守るギア”と言われるほどの必須アイテム。初心者は「雨が降らないなら持っていく必要はない」と考えがちですが、山の上の天気は変わりやすいもの。飯村さんは「降水確率0%でも携帯すべき必需品」「雨の有無にかかわらず欠かせないアイテム」としています。雨から体を守るだけではなく、山頂付近では寒さからも身を守ってくれるアイテムです。
おすすめレインウェア:TIGORA|ユーティリティレインジャケット&パンツ 各¥3,990
「ティゴラ(TIGORA)」ユーティリティレインジャケット&パンツのおすすめポイント

飯村さん
3900円という手頃な価格ながら、必要最低限の耐水圧10000mm、透湿性10000mmを誇ります。つまり「雨を防ぎ、ムレは逃す」アイテムです。近年はアウトドアショップ以外の安価な店舗で初期装備を揃える人も多いと思いますが、手に取りやすい価格帯でもあるにもかかわらず、ノウハウがあるアルペングループが展開する自社ブランドアイテムは安心感もあるのではないでしょうか。
❓耐水圧とは
雨など、外からの水分を防ぐ機能。初心者であっても10000mmの耐水圧は最低限必須。
❓透湿性とは
外側との温度差で内側の湿気や蒸れを逃がす機能。発汗による低体温症を防ぐため、汗蒸れ防止は抑えておきたい重要機能。一般的に10000mmの透湿性があれば、汗を逃すことができるそう。



飯村さん
サイズ選びも重要です。耐水圧、透湿性の機能の恩恵を受けるならワンサイズ上のウェアを選ぶのがおすすめ。インナーに着ているウェアが見えない程度がおすすめです。ドローコードなどでしっかりとウェアが隠れるものをチョイスしましょう。

飯村さん
初心者は聞き馴染みのある「ゴアテックス」を手に取りたくなるかもしれません。しかし、初心者にゴアテックスはややオーバースペック。そもそも、ゴアテックスとは、表生地と裏生地の間に防水シートが入っている素材のことを指します。高温多湿の日本国内では、蒸れが起こりやすく、暑すぎるため不向きという見方もあります。初心者であれば、ゴアテックスを選ぶ必要もないでしょう。
✅レインウェア選びのポイント
- 耐水圧10000mm以上、防水透湿性能の有無
- 内側のウェアがしっかり隠れるオーバーサイズ
- ドローコードの有無
山を制すためには足元から「登山靴」

靴選びは、足の形に合わせることが重要。比較的、幅広の人が多いという日本人は「コロンビア(Columbia)」の登山靴と相性が良いそうです。逆に、足幅が狭い人は「サロモン(Salomon)」などのヨーロッパ発のメーカーが販売しているアイテムがおすすめ。また、初心者が選ぶべき靴のカット(足首の部分)はミドルカットが◎。ローカットは普段使いには向いていますが、山登りというよりはキャンプやハイキングとの親和性が高く、ハイカットは足首が固定されるので歩きづらい上に慣れるのに時間がかかるため初心者には不向きだと言われています。
おすすめ登山靴:Columbia|セイバー オムニテック ミッド ワイド ¥14,300
「コロンビア」セイバー オムニテック ミッド ワイドのおすすめポイント

飯村さん
1万5000円以下と安価にもかかわらず、登山靴の第一歩として非常に評価の高い一足です。コロンビア独自の防水透湿素材「オムニテック」を搭載しており、蒸れにくく、急な雨にも対応。ワイドラスト設計で日本人の足型にもフィットしやすく、履き慣らしのストレスが少ないのもポイントです。ミッドカットで足首も安定し、グリップ力の高いソールは低山〜日帰りハイクに最適でしょう。


✅登山靴選びのポイント
- 靴こそオンラインではなく実店舗で
- 初心者はミドルカット一択
日帰り登山に最適な「登山リュック」

リュックは25リットルサイズが初心者には最適。日帰りであればミニマム15リットルサイズでもスタートできますが、“大は小を兼ねる”の考えで、25リットルサイズを最初に購入しておけば、登る山のレベルが多少上がっても買い換える必要がありません。また、25リットルサイズであれば、肌寒くなり、装備を少し足したいシーズンオフ間近の秋口でも憂いなくアウターウェアを持ち運ぶことができます。
おすすめリュック:Columbia|キャッスルロック 25L バックパックII ¥9,900
「コロンビア」キャッスルロック 25L バックパックIIのおすすめポイント

飯村さん
最初は自宅にあるリュックを代用しても◎。ただ、コロンビアの「キャッスルロック 25L バックパックII」であれば、通気性の良い背面構造、コロンビア独自の撥水機能「オムニシールド」、レインカバーも付属して、1万円でお釣りが来るというのはコスパが高い。エントリーモデルとして最適です。登山シーンだけではなく、普段使いもできるシンプルなデザインなので、購入のハードルは低いと思います。




飯村さん
登山に慣れてくると、容量の違うバックパックを複数持つようになります。ザックは「買い直す」ではなく「用途に応じて使い分ける」がコツです。
✅リュック選びのポイント
- 25リットル前後の容量
- 撥水性能のチェック
- メッシュ背面パッドの有無
初心者に優しい価格帯の「トレッキングパンツ」

脚上げする機会が多い登山では、伸縮性の有無で体の負担感が大きく変わります。夏場であれば、レギンスにハーフパンツの”フジロックスタイル”でも問題ないですが、中長期的に登山を検討しているなら、オールシーズン使えるパンツタイプの購入がおすすめ。
おすすめトレッキングパンツ:TIGORA|4WAYストレッチロングパンツ ¥3,999
「ティゴラ」4WAYストレッチロングパンツのおすすめポイント

飯村さん
縦横方向に伸縮性のあるナイロンとポリウレタンの混紡生地を採用。テーパードシルエットでありながら、立体的なパターンでスムーズな脚上げが出来ます。水をはじく力が長持ちする「耐久撥水加工」も施されているので急な天候変化にも対応できるのも魅力。何よりも、3990円という価格が初心者には嬉しいですよね。



飯村さん
時たま、デニムで登山をしている人も見かけますが、汗を逃さず、吸水した分重くなるデニムは、低体温症のリスクもはらんでおり、登山には不向き。体力やルートに自信がない人、ましてや初心者は絶対に真似してはいけません。
✅トレッキングパンツ選びのポイント
- 伸縮性のある素材
- オールシーズン着用可能か
- 撥水加工の有無
レイヤリングの基本、初心者におすすめの「登山ウェア」

肌に直接触れる「ベースレイヤー」はトレッキングの快適さを左右する重要な要素であるにもかかわらず、初心者は見落としがち。山道を歩き続ける登山では、季節に関係なくたくさんの汗が出ます。汗を吸い取り、乾きやすい素材のものを選ぶことで、不快感を軽減したり、体温が奪われることによる低体温症を防いだりする役割があります。
❓レイヤリングとは
重ね着の考え方のこと。ベースレイヤー(肌着)、ミドルレイヤー(中間着)、アウターレイヤー(外側の防水・防風着)の3層構造が基本。汗を効率よく発散させ、体温調節をするためにこの考え方は非常に重要であり、ベースレイヤーには汗を素早く乾かす素材、ミドルレイヤーには保温性と動きやすさを備えた素材、アウターレイヤーには防水・防風性を持つ素材を選ぶことが大切だとされている。

飯村さん
標高が上がるごとに気温は下がっていきます。一般的には、100m上がると、0.6℃気温は下がると言われています。また、風速1mの風が吹くと、体感温度は更に1℃低くなります。

飯村さん
つまり、登りはじめは汗をかいていなくても、歩き続けていると、どんどん発汗する→山頂付近になると気温が下がる→風も強くなり体感温度は更に下がる→汗が冷やされると低体温症になる、夏であれば脱水症状を起こす、という悪循環が生まれます。そのため、レイヤリングは登山のレベルを上げていく上でも重要な考えと言えます。
おすすめ登山ウェア:TIGORA|ドライUV長袖Tシャツ ¥2,499
「ティゴラ」ドライUV長袖Tシャツのおすすめポイント

飯村さん
速乾性、通気性に優れた高機能クルーネック長袖Tシャツです。素早く汗を吸収し、拡散させて肌面をドライにキープします。山頂で30分程度休憩することも多いと思います。2500円と安価なので、行動用、下山時用と2枚購入し、一枚は着替えや予備としてザックに入れておくのもおすすめです。


✅ベースレイヤー選びのポイント
- 吸水速乾性があるか
- 着替え分も購入できる価格帯か
快適な山歩きを支える「山シャツ」

ベースレイヤーの上にレイヤリングできるものがレインウェア(アウターレイヤー)だけだと、「寒さをしのげないのでは」と心配になります。そんな時に役に立つのが「ミドルレイヤー」と呼ばれているアイテム。通称「山シャツ」とも呼ばれており、登頂前の行動着として役に立ちます。乾きやすさと軽さ、ほどほどの耐水性があればまずはOK。
おすすめ山シャツ:TIGORA|トレッキング長袖シャツ ¥3,990
「ティゴラ」トレッキング長袖シャツのおすすめポイント

飯村さん
体感温度をコントロールしてくれる軽量トレイル長袖シャツです。腕の動きを妨げないテクニカルカッティングと、背面にベンチレーションを配置し、衣服内のムレを排出できるのが特徴です。普段使いもしやすいシンプルなカラーリングがおすすめです。


✅山シャツ選びのポイント
- 軽量であるか
- 動きやすいか
吸湿性と防臭性が重要な「靴下」

街用の薄手ソックスでは、長時間の歩行で足が蒸れたり、靴擦れを起こす原因にも。ウール混のソックスを選ぶことで、吸湿性と防臭性を担保することができ、夏場でもサラッとした足裏で登山を続けることができます。また、ある程度丈の長い靴下を選ぶことで、履き慣れない登山靴での靴擦れを防止することができます。
おすすめ靴下:TIGORA|トレッキング ソックス トレッキングウールソックス 総パイル ¥1,699
「ティゴラ」トレッキング ソックス トレッキングウールソックス 総パイルのおすすめポイント

飯村さん
ウールを50%使用した靴下で、吸湿性に申し分ありません。また、つま先や踵部分など、靴擦れを起こしやすい場所はクッション性が高くなっています。土踏まずの部分にはサポートが入っており、履き心地と疲れにくさを両立してくれる一足です。

✅ソックス選びのポイント
- ウール素材であるか
- 丈は十分か
- クッション性やサポート性は十分か
日差しから頭を守る「帽子」

登山では、帽子は単なる日除けではなく、頭を守る重要ギア。また、熱中症のリスクが高まる春夏シーズンの登山では、直射日光にさらされる時間が長く、帽子があるかないかで体感温度にも大きな差が出ます。 ただし、必ずしも高機能な登山用でなければならないというわけではなく、予算が限られている人は、手持ちのキャップでも「ないよりは良い」と、飯村さん。ただし耳や首周りが焼けやすいため、タオルやネックゲイターなどでの工夫は必要です。
おすすめ帽子:TIGORA|UVハット日よけ付き 取り外し可能 UPF50+ ¥2,999
「ティゴラ」UVハット日よけ付き 取り外し可能 UPF50+のおすすめポイント

飯村さん
価格のわりに優秀なモデルです。首元までしっかりカバーできるうえ、日よけ部分は取り外し可能でシーンに応じて使い分けできます。UPF50+で紫外線対策も万全で、通気性も悪くない。1つ持っておけば夏の登山はぐっと快適になります。風の強い日でも飛びにくいドローコード付きも嬉しいディテールです。


✅帽子選びのポイント
- UVカット性能(UPF50+)があるかどうか
- 風に飛ばされにくいデザインか
- 首まわりの日よけが付いているか
熱中症予防の鍵「水筒」

登山中の水分補給は、安全に行動するために必須。特に初心者は、「喉が渇く前に飲む」ことが脱水や熱中症予防の鍵になります。水筒を選ぶ際は、容量・軽さ・耐久性・扱いやすさのバランスが重要。手持ちのペットボトルでも代用可能ですが、破損リスクもあるため、より安心して使える登山仕様の一本を持つことがおすすめです。

飯村さん
「行動時間×体重×5mm=携帯すべき水分量」を計算できます。例えば、僕が5時間歩くとなると、1.4ℓが必要とされています。そう考えると、最低でも1ℓの水は携帯すべきだと思います。
おすすめ水筒:NALGENE|広口1.0L Tritan Renew ¥2,860
「ナルゲン(NALGENE)」広口1.0L Tritan Renewのおすすめポイント

飯村さん
とにかく丈夫で、熱湯も冷凍も使えるタフさが魅力。100℃のお湯も、-20℃の環境にも耐えられるので、登山中の用途が広いです。登山レベルが上がり、後々、ハイドレーションパック(ザックに入れた水袋からチューブで直接給水できる登山用の給水システム)に変えたときに、水筒としてではなく、行動食などを入れる「コンテナ」としても使えます。そういう汎用性も含めて、長く使える一本だと思います。

✅登山用ボトル選びのポイント
- 容量は最低でも1Lを目安に
- 軽くて丈夫な素材を選ぶ
- 口が広くて手入れしやすい構造か
忘れがちな「エマージェンシーキット」

たとえ日帰りであっても、転倒・擦り傷・捻挫・低体温などのリスクは常にあります。応急処置ができるエマージェンシーキットを持っているかどうかで、その後の体調が大きく変わることも。

飯村さん
登山では、「万が一」の備えが命を救います。100円ショップでも手に入るものでOK。携帯しやすいサイズでまとめておくのがコツです。
✅初心者が揃えたい最低限のエマージェンシー用品
- ばんそうこう
- 除菌ガーゼ
- 安全ピン(Tシャツを固定し三角巾の代用にも)
- テーピングテープ
- 常備薬
- ビニール袋・ジップロック(防水収納/止血など多用途)
- 牛乳パック(切って添え木代わりに)
合計金額: 4万4236円
あったら嬉しい初心者向け登山グッズ プラスα
登山初心者にとって、基本の装備に加えて「あると便利」なアイテムが登山の快適さや安全性を大きく向上させます。登山をより楽しむための「プラスα」アイテムを厳選して紹介します。これらのアイテムは、登山の不安を軽減し、快適な山歩きをサポートします。初心者でも手軽に取り入れられるものばかりなので、ぜひ参考にしてください。
視界を守る「ヘッドライト」

AI生成画像
登山では、天候が急変し、視界が悪くなることも。ヘッドライトは、日帰りでも万が一の下山遅れに備えた必携品です。

飯村さん
友人と登山をした時に、友人がヘッドライトを持ってきていなくて。山小屋の方に怒られていました。友人はその方から100均のヘッドライトを500円で購入していました(笑)。
休憩を快適にする「エアーマット」

必須ではないけど、あると格段に快適になるのが携帯用マット。食事や休憩のときに濡れた地面やゴツゴツした岩の上に直接座るのを避けられるだけで、疲労感が違ってくるそうです。


飯村さん
最近、店頭での問い合わせが多く、販売数を伸ばしているギアです。ザックのポケットに外付けできるコンパクトさで、登山中のちょっとした休憩を気持ちよくしてくれるアイテムです。汚れてもサッと拭けるあたりも、初心者にとって導入しやすいポイント。
この装備で登れる、おすすめの山
最初の登山では、往復4〜5時間程度で標高1,000m前後の山を選ぶのがおすすめです。このような山は、初心者でも無理なく登れるため、体力やペース配分を把握するのに最適です。これらの山で登山の楽しさを感じ、次のステップへと進んでください。
高尾山(東京都)
アクセス:京王線「高尾山口」駅からすぐ。
標高:599m
特徴:駅直結のアクセス、茶屋やケーブルカーなど、登山未経験者でも安心。山頂からの眺望も良く、観光気分で登れる王道ルート。
大山(神奈川県)
アクセス:小田急線「伊勢原」駅から「大山ケーブル行きバス(約30分)」に乗車し、終点「大山ケーブル」下車。登山口までは徒歩約15分。
標高:1,252m
特徴:アクセスの良さと整備された登山道が魅力。阿夫利神社やケーブルカーなど観光要素も充実しており、初心者でも安心して登れます。山頂からは相模湾を望む絶景が広がり、信仰の歴史も感じられます。
筑波山(茨城県)
アクセス:つくばエクスプレス「つくば」駅から「筑波山シャトルバス」(約40分)で「筑波山神社入口」へ。車の場合は常磐道「土浦北IC」より約40分、無料駐車場あり。
標高:女体山 877m/男体山 871m
特徴:都心からのアクセスの良さと、ケーブルカー・ロープウェイが整った利便性から、登山初心者やファミリーにも人気。男体山と女体山の双耳峰からなる山頂では、関東平野を一望できる大パノラマが広がります。奇岩や巨岩が点在する登山道はバリエーション豊かで、自然探訪の楽しさも満載。

飯村さん
最初は往復4〜5時間程度の標高1000m前後の山がおすすめです。
まとめ
5万円という限られた予算でも、信頼性の高い装備は揃えられます。ただし、これは「日帰り・晴れの日・低山」が前提条件。無理のない範囲で、装備と経験値を少しずつ積み上げるのが登山を長く楽しむコツ。ぜひこのセットで、自分にとってのちょうどいい山時間を見つけてみてください。
最終更新日:
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