
登山を何度か経験し「また登りたい」と思ったとき、多くの人が感じるのが「今の装備では不安かも?」という疑問。標高差のある山、岩場や鎖場が多いルートなど。登山のステップアップを目指すには、それに見合った装備のアップデートが不可欠です。
今回、FASHIONSNAPでは、登山経験を重ねた“ビギナー卒業層”に向けて、アウトドア専門店「アルペンアウトドアーズフラッグシップストア新宿店」の4Fフロアチーフ飯村雄希さん監修のもと、予算12万円で揃う中級者向け登山装備と、その装備で登れるおすすめの山もあわせて紹介します。
目次
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中級登山に挑戦、意識するべきことは?

FASHIONSNAP(以下、F)
中級者の装備選びの基本は?
今回ご紹介する装備は、大体2000mぐらいの山を想定しています。そのくらいの標高になると岩場が増えてくるため、初級者向けの山とは異なり、岩場などに対応できる登山靴、ウェア、ザックを選ぶことが重要になってきます。

アルペンアウトドアーズ飯村さん(以下、飯村さん)

F
店頭でよく聞く、中級者の悩みや相談事はなんですか?
軽量化やレイヤリングを意識し始める方が多いです。「もっと軽くならないかな」「レイヤリングを工夫できないかな」といった相談が増えてきます。

飯村さん
中級者向け、レベルアップに合わせて揃えるべきグッズ
登山経験を重ね、ステップアップを目指す中級者にとって、装備の見直しは重要なポイント。より安全で快適な登山を楽しむために、どのような点に注意してアイテムを選べば良いのでしょうか。飯村さんに中級者向けの装備選びのコツとおすすめアイテムについて詳しく伺いました。
足場が悪くなる中級者向けの登山を助ける「登山靴」

登山を続けていくと、最初に見直しのタイミングが来るのがシューズ。初級者向けの柔らかい登山靴は、足になじみやすく歩きやすい反面、岩場や傾斜のある道ではソールが曲がって安定感に欠け「足が負ける=力が入りにくくなる」ことがあります。中級者向けの登山では、歩行時間が伸び、道もより険しくなるため、足首のサポート力、ソールの硬さ、グリップ性能などが求められるように。

飯村さん
実際、登る山の標高が上がったお客様(中級者)からのご相談が多いのが「今の靴で登れるか」という内容です。

飯村さん
登山靴は「足に合っているか」が最も重要。ハイカットorミッドカット、くるぶし周りのフィット感は個人差が大きく、「登る山」や「自分の足型」によって最適解は変わります。だからこそ、買い替えのタイミングや選び直しの際は、スペックだけでなく実際の使用感や試着も重要なプロセスなので、ぜひ店頭に足を運んで欲しいです。
おすすめ登山靴:THE NORTH FACE|クレストン ハイク ミッド ウォータープルーフ ¥21,890
「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」クレストン ハイク ミッド ウォータープルーフのおすすめポイント

飯村さん
中級者向けの山で求められる性能をバランスよく備えています。ポイントはグリップ力に優れたビブラムソールと、足首を固定しすぎず、動きに合わせてしなってくれるアンクル部分です。ソールもしっかりしていてねじれにも強く、岩場でも安心して踏ん張れます。見た目もスタイリッシュで、街でも浮かないので、デザイン性も重視したい方にもおすすめです。


✅登山靴選びのポイント
- ソールが硬く、ねじれに強いこと
- 足首の固定感があるカット設計
- 滑りにくくグリップ力のあるアウトソール
耐水性だけではない強度が重要「レインウェア」

登山の中級者になると、標高の高い山や長時間の行動、天候の急変に対応するため、レインウェア(アウターレイヤー)の重要性がさらに高まります。レインウェアは「防水性」「透湿性」「耐久性」のバランスが大切で、雨だけでなく風や寒さからも体を守る役割を果たします。特に中級者は、春・夏・秋の3シーズンを通して使える、しっかりとした生地と機能性を持つモデルを選ぶのがポイント。
おすすめレインウェア:Patagonia|トレントシェル 3L ¥27,500
「パタゴニア(Patagonia)」トレントシェル 3Lのおすすめポイント

飯村さん
雨だけでなく風にも強い全天候型の安心感がある1枚です。パタゴニア独自の3層構造の素材が使用されています。表地と裏地の間に、防水透湿素材が挟まれており、強い雨風にも高い耐久性と通気性を発揮します。

飯村さん
中級者向けの山になると、岩場が増えてきます。万が一足を踏み外したり転んだりしてしまった時、初級者向けのレインウェアやアウターウェアでは生地が裂け、怪我につながりかねません。その点、パタゴニアのトレントシェルは耐久性が高く、簡単に破けたりしない丈夫さも魅力です。

脇下にベンチレーションが搭載されており、蒸れを防ぐデザイン。

✅レインウェア選びのポイント
- 岩場や鎖場でも破れにくい、生地強度の高いものを選ぶ
- 耐水性だけでなく、防風性・保温性を備えた構造を選ぶこと
足の負担を30%軽減する「トレッキングポール」

登山のステップアップを目指す中級者にとって、トレッキングポール(ストック)は、体の負担を軽減し、バランスを保つための重要なサポートギア。

飯村さん
登りでは前方への推進力を、下りでは膝や足腰への衝撃を和らげてくれるため、足の負担を約30%抑えるとも言われています。
🦵足の負担が軽減されるトレッキングポールの持ち方
トレッキングポールは、登山時のバランスをサポートし、足や膝への負担を軽減してくれる便利なアイテム。実は「持ち方」を上りと下りで変えることで、その効果を最大限に引き出すことができるそうです。
⛰️↗️上りの持ち方

飯村さん
上り坂では、ポールは「バランスを取るためのサポート」として使います。このときは、肘が90度になる高さにポールを調整し、グリップの上部を軽く包み込むように握るのが基本。体重をかけすぎず、地面に軽くついてリズムよく歩くことで、無駄な力を使わずに登ることができます。
💡ポイント
- 肘が直角(90度)になる長さに調整
- グリップの上部を軽く握る
- バランスを取る意識で、体重はあまりかけない
⛰️↘️下りの持ち方

飯村さん
下り坂では、ポールは「膝や足への衝撃を和らげる」ために使います。急な下りや段差が大きい場所では、アンダーグリップ(グリップの下部)を持つことで、腕を高く上げずに済み、より安定して下ることができます。
💡ポイント
- 体重をしっかりポールに預けて膝の負担を軽減
- 急な下りではアンダーグリップを持つと楽
❓つまずきやすい「トレッキングポール」の種類と選び方
- 伸縮式(長さをスライドで調整)
🙆♀️メリット:長さ調整がしやすい。
🙅♀️デメリット:収納時のサイズが大きく、リュックの外側に固定する必要がある。
- 折りたたみ式(数パーツに分かれて折り畳める)
🙆♀️メリット:コンパクトに収納でき、使わないときにザック内部にしまえる。
🙅♀️デメリット:価格がやや高めになる傾向がある

飯村さん
中級者になると、岩場や鎖場を通過する場面も増えるため、ポールを一時的に使わないシーンも。そんな時、ザックの中にスッと収納できる折りたたみ式は非常に合理的と言えます。
☑️自分に合ったトレッキングポールの選び方チェックシート
- ポールを持って地面についた時に、肘が直角(90度)になるか。
- 振ってみた時のバランスや重さがしっくりくるか。
- グリップの太さや素材が手になじむか。

飯村さん
私自身、以前オンラインでポールを購入した際に、自分の身長に合わない長すぎるものを買ってしまった経験があります。

飯村さん
グリップの素材も多種多様です。滑りづらいゴム性を好む人もいれば、手に馴染みやすいコルク性を求める人もいます。

飯村さん
いずれにせよ、自分の体に合うかどうかを確認することが重要です。特にポールは、振った時の感覚や、地面に着いた時の反応など、実物でないと分からない部分が多いアイテムと言えます。
おすすめトレッキングポール:GRIPWELL|RAPID CARBON BLUE ¥23,100
「グリップウェル(GRIPWELL)」RAPID CARBON BLUEのおすすめポイント

100〜120㎝まで長さ調節ができる。

地面をしっかり捉えることができる先端構造



飯村さん
最大の特徴は、100〜120㎝まで無段階で長さ調節をできることです。自分の身長や、上り、下りに合わせて「肘が90度になる長さ」をみつけることができます。軽量なカーボン製で取り回しがラクで、重心が下にある設計なので振ったときの安定感が高く、地面をしっかりとらえられます。収納時はザックの中にも収まるサイズ感で「必要な時だけ、的確に使えるトレッキングポール」として、まさに中級者にうってつけのモデルです。
✅トレッキングポール選びのポイント
- 肘が90度になるか
- 店頭で自分に合ったポールを探すこと
より軽く、より多く「リュック」

登山リュックは、単なる荷物入れではなく、長時間の山行を快適かつ安全にするための重要な装備です。容量は中級者の場合、30L前後が目安。腰ベルトやショルダーハーネスなど、荷重を分散する機能がしっかりしているものを選ぶことで、肩や腰への負担を大きく減らせます。また、ポケットや拡張性が高いモデルを選ぶことで、荷物の整理やアクセスもスムーズになります。

飯村さん
特に30Lクラスは、ファストハイクにも対応ができる「応用が利くサイズ感」と言えます。
おすすめリュック:karrimor|cleave 30 S ¥31,350
「カリマー(karrimor)」cleave 30 Sのおすすめポイント

飯村さん
コストパフォーマンスが高く、拡張性や収納の多さ、トレランリュックに搭載されている体に密着するアジャスターバックなどが魅力です。腰ベルトのサポート力がしっかりしていて、荷物が多くなっても安定して背負えるので、中級者の“最初の一台”としてとてもおすすめ。また、腰ベルトは着脱可能で、さらにレベルが上がり、軽量化を追求したくなった時も継続して使用することができます。ファッション性も高いので、山でも街でも使いやすいですよ。

着脱可能な腰ベルト

リュック上部が拡張可能

トレランリュックのようなアジャスターバック

✅リュック選びのポイント
- 容量30L前後
- 腰ベルトなど荷重分散機能がしっかりある
- 拡張性・デザイン性・収納性のバランスが取れている
岩場から手を守るグローブ

登山で意外と見落としがちなのが「手」の保護。中級者になるとトレッキングポールを使う機会も増え、長時間握っていることで手のひらに摩擦や痛みが出ることもしばしば。また、岩場や斜面で手をついて登る場面では、擦り傷や切り傷を防ぐためにもグローブは重要な装備となります。

飯村さん
軍手で代用することも不可能ではありませんが、強度や滑り止め性能、フィット感に大きな差があります。
おすすめグローブ:TIGORA|トレッキンググローブ タッチパネル対応 ¥2,999
「ティゴラ(TIGORA)」トレッキンググローブ タッチパネル対応のおすすめポイント

飯村さん
約3000円とお手頃ですが、ポールを握った時の摩擦をしっかり抑えられる滑り止め付き。甲側は、汗などを拭える素材で、快適さと安全性を3000円で手に入れることができます。高額なモデルをいきなり買う前に「まず試してみたい」という人にぴったりなコスパ重視の選択肢です。

✅グローブ選びのポイント
- 手のひらに滑り止めがあること
- 耐久性の高い素材であること
- 操作性や通気性が良いこと(季節に応じて)
登山をする人で使ってない人はいない「ドライレイヤー」

登山では汗をかいた後の体温管理がとても重要。特に稜線や風が吹き抜ける場所では、濡れた服が肌に張りついたままだと一気に体が冷え、行動不能になるリスクもあります。そこで近年、登山者の間で定番化している考えが「レイヤリング」。ベースレイヤーの下に着込む「ドライレイヤー」は、汗を肌から引き離し、次の層(ベースレイヤー)に移して発散させるという役割を持ちます。
❓レイヤリングとは
重ね着の考え方のこと。ベースレイヤー(肌着)、ミドルレイヤー(中間着)、アウターレイヤー(外側の防水・防風着)の3層構造が基本。汗を効率よく発散させ、体温調節をするためにこの考え方は非常に重要であり、ベースレイヤーには汗を素早く乾かす素材、ミドルレイヤーには保温性と動きやすさを備えた素材、アウターレイヤーには防水・防風性を持つ素材を選ぶことが大切だとされている。

飯村さん
ドライレイヤーの上にベースレイヤーを重ね着してトレッキングをしていると、「あ、今日は汗をかいていないな」と思っていても、ベースレイヤーを触ってみるとびっしょり濡れていることが多々あります。つまり、それだけドライレイヤーを着ているだけで肌面はドライな状態を保てるということです。

飯村さん
ドライレイヤーがあることで、結果として着替えの回数が減るので、行動中の快適さや安全性が飛躍的に高まるアイテムだと思います。
finetrack|ドライレイヤーベーシックT ¥5,280(税込)
「ファイントラック(finetrack)」ドライレイヤーベーシックTのおすすめポイント

飯村さん
ドライレイヤーは、「ファイントラック」から発売されているものと「ミレー(MILLET)」から展開されているものが人気です。ミレーはしっかりとした生地感が特徴で、ファイントラックは薄手で密着していても気にならないのが強みです。

飯村さん
ドライレイヤーとしては定番中の定番で、いま登山をしている人で使っていない人はほとんどいないと言ってもいいほどです。


✅ドライレイヤー選びのポイント
- 汗を肌からすばやく離す「吸汗拡散性」
- 濡れても冷えにくい「保温・速乾性」
- フィット感がよく重ね着してもストレスがないこと
整理整頓が命、パッキングの必需品「ドライバッグ」

ドライバッグが必要な理由は、「荷物の整理整頓」と「防水・保護」にあります。特に、リュックが大きくなればなるほど、中は意外とごちゃごちゃしやすく、必要なものがすぐに取り出せないといざという時に困ることも。ドライバッグを使えば、衣類、電子機器、救急セットなどをカテゴリーごとに分けて収納でき、どこに何があるか一目で分かります。また、防水タイプのドライバッグなら、急な雨やリュックの浸水から大切な荷物を守る役割も果たします。
💼ドライバッグの使い方
用途ごとに色やサイズを変えて使うのがコツ。

飯村さん
赤色のバッグにはファーストエイドキット、青色には着替え、黄色には食料など、色分けすることで緊急時にも素早く必要なものを取り出せます。電子機器や濡らしたくないものは、防水性の高いドライバッグに入れておくと安心です。リュックの中で荷物が迷子にならず、行動中のストレスも大幅に減らせます。
おすすめドライバッグ:TIGORA|スタッフバッグ5L ¥599
「ティゴラ」スタッフバッグ5Lのおすすめポイント

飯村さん
コストが高く、必要な数を揃えやすいのが魅力。サイズ感もバランスが良く、衣類や小物、電子機器の仕分けにぴったりです。カラーバリエーションも豊富なので、用途ごとに色分けして使うのもおすすめ。中にジッパー付きの袋などを併用すれば、より高い防水性が得られます。
✅ドライバッグ選びのポイント
- 防水性
- 用途ごとに色やサイズを選べるか
- 手頃な価格で、必要な数を揃えやすいか
用途によって大きさを使い分けたい「バーナー」

「バーナー」とは、ガス缶を燃料にして火を起こす携帯用コンロのことです。山の中では電気やガスが使えないため、バーナーはお湯を沸かしたり、温かい食事を作ったりするための必須アイテム。特に中級者以上の登山では、行動時間が長くなり、天候の変化や体力の消耗も増えるため、温かい飲み物や食事が安全・快適な山行を支えてくれます。
🔥大きいバーナーと小さいバーナーの用途の違い
バーナーには大きく分けて「一点集中型」と「波状型」があり、火口の形状や五徳の広さによっても使い勝手が変わります。登山スタイルや目的によって選びましょう。
- 「一点集中型」(大きいバーナー):火力が安定し、鍋やフライパンを使った本格的な調理向き。

飯村さん
複数人での山ごはんやキャンプにおすすめですが、重さやかさばりやすさがデメリット。
- 「波状型」(小さいバーナー):軽量・コンパクトで持ち運びやすく、お湯を沸かすのが得意。

飯村さん
ソロ登山や荷物を減らしたいファストハイク派に人気です。
🧨バーナー選びで注目!「レギュレーター」とは?
バーナーの「レギュレーター」とは、ガスの圧力を自動で調整して、安定した火力を保つための装置です。登山やキャンプでは、気温の低下やガス缶の残量が減ると、火力が弱くなりがち。レギュレーター付きバーナーなら、こうした環境変化でも一定の火力をキープできるのが大きなメリットです。

飯村さん
寒い場所や標高の高い山など、気温が低いとガスの気化が遅くなり、火力が落ちやすいですが、レギュレーターがあれば安定してお湯を沸かせます。また、ガス缶の残量が少ない時、最後までしっかり火力を維持できるので無駄なく使い切れるのがメリットです。
おすすめバーナー:SOTO|アミカス (SOD-320)キャンプ シングルコンロ ¥6,270
「ソト(SOTO)」アミカス (SOD-320)キャンプ シングルコンロのおすすめポイント

飯村さん
所謂「波状型」(小さいバーナー)」です。コンパクトで軽量なのに十分な火力があり、登山初心者から中級者まで幅広く使えるバーナーです。ガス缶やクッカーと一緒にスタッキングできるので、荷物がかさばらず持ち運びもラクなのも嬉しいポイント。レギュレーター機能はついていませんが、点火スイッチは装備してあるので、ライターなどで着火する必要がありません。価格も手頃で、最初の一台としても失敗しにくいモデルです。

ガス缶に装着して使用する

点火スイッチ
✅バーナー選びのポイント
- 軽量&コンパクトで持ち運びやすいこと
- 火口の形状と五徳のサイズが用途に合うか確認
- 登山用として信頼できる火力の安定性があること
調理のベース「クッカー」

登山中にお湯を沸かす、調理をする──そのすべてのベースとなるのが「クッカー(調理器具)」。バーナーとセットで使うことで、山の中でも温かい食事や飲み物を楽しむことができます。特に中級者以上の登山では、行動時間が長くなるため、エネルギー補給や体温維持のためにも、バーナーと一緒に持ち運びたい、欠かせない装備です。
おすすめクッカー:EVERNEW|アルミクッカー 900FD ¥4,180
「エバニュー(EVERNEW)」アルミクッカー 900FDのおすすめポイント

飯村さん
クッカーには「湯沸かし専用」と「調理もできるタイプ」がありますが、エバニューのアルミクッカー 900FDは、どちらも対応可能。容量は900mlと、湯沸かしにも調理にも対応できる絶妙なサイズ感で、蓋の部分はミニフライパンとしても使えます。アルミ製で、チタンと比べるとやや重さはありますが、熱伝導率が高く調理しやすいというメリットも。耐久性があり、多少ラフに扱っても安心感があるという点で中級者におすすめです。


蓋はフライパンに。簡単な炒め物に活躍。

飯村さん
ガス缶(大サイズ)とバーナーが中にスタッキングできる設計で、ザック内の整理にも一役買ってくれます。


ガス缶(大サイズ)がすっぽり収納可能。


アミカスのバーナーとガス缶がシンデレラフィット。
✅クッカー選びのポイント
- 軽量で耐久性があり、持ち運びやすいこと
- 一つで多用途に対応できること
- スタッキング性が高いこと
合計 ¥122,838
この装備で登れる、中級者におすすめの山
富士山(山梨県)
アクセス:新宿から高速バスで富士山駅、富士スバルライン五合目までバス。
標高:3776m
特徴:標高差が大きく、山小屋も多い。初心者~中級者向けルートあり、中級者におすすめなのは吉田・富士宮ルート。御殿場ルートは上級者向け。
谷川岳(群馬県)
アクセス:上越新幹線「上毛高原駅」からバスでロープウェイ土合口駅。
標高:1977m
特徴:ロープウェイ利用で標高1500mまで一気にアクセス可能。岩場や鎖場があり、変化に富んだコース。気象条件が変わりやすいため、防寒・雨対策の装備も試される。
乾徳山(山梨県)
アクセス:JR中央本線「塩山駅」からバスで登山口へ。
標高:2031m
特徴:岩場が多く、最後は1枚岩の登りも。冒険感があり、アルプス登山のステップアップに最適。
【まとめ】登山中級者が次に選ぶべき“装備の正解”
「登山靴の買い替え」「ザックのサイズアップ」「雨対策ウェアの導入」など、実際に店舗での相談も多いという悩みに応えるこの装備リスト。約10万円の投資で、快適さと安心感を引き上げることができます。中級者になった今こそ、自分の登山スタイルを見直すベストタイミング。道具を整えることは、安全性はもちろん、山で過ごす時間の質をぐっと引き上げてくれます。次の山へ、一歩を踏み出す準備を、今日から始めてみては?
最終更新日:
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