韓国の芸能人が通うサロン「ビット&ブート(Bit & Boot)」の共同創業者兼共同CEOであるパク・ネジュ(Park Naejoo)氏が来日した。今回の滞在では、日本のトータルビューティカンパニー uka 渡邉弘幸氏(代表取締役CEO)との縁で日本のヘアサロンを訪れ、韓国との違いに驚いたという。違いから学ぶこともあったというパク氏が学んだこととは? そして韓国と日本の髪にまつわる話、さらにはBTSやEXOといったグローバルスターとの“関係性”についても聞いた。
⎯⎯ウカのヘアサロンと、ビット&ブートの違いがあれば教えてください。
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ビット&ブートは、有名芸能人の方も多数来店されています。そのため、芸能人、一般人がお互いに不便と感じないよう、施術は違う場所にしています。ウカに訪れた時、芸能人、一般の方問わずに、“プライベート空間”を作っているところに興味を持ちました。
⎯⎯日本のサロンのやり方から、何か自国のサロンに取り入れたいことはありましたか?
以前、ウカで施術を受けた時にスチームタオルを乗せてもらったことがあり、とても気持ち良かったんですが、韓国ではスチームがとても高くてまだ導入できていないですね。あと、シャンプーも一般的なものではなく、クーリングシャンプーがありクールダウンさせられるものはとても良いと思ったので、少しずつ取り入れられたらと思っています。





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⎯⎯韓国の人と、日本人の髪質には違いがありますか?
そうですね。韓国人の髪は太くてボリュームがあり、日本人は逆に細くてボリュームがないように感じますね。スタイル的にみると、韓国の女性はボリュームを大事にするので、卵型のスタイリングをしている方が多いように思います。一方で日本の女性は後頭部をフラットにスタイリングするように思います。
⎯⎯どんな髪型がトレンドですか?
韓国はパーマスタイルが台頭してきているように思いますが、日本では、してない人はいないぐらい、カラーをみなさんされていますよね。
⎯⎯BTSのような著名人と、一般の人との施術に違いはありますか?
芸能人の場合は、頻繁にお仕事をご一緒します。撮影などがある場合は、毎日お会いする人もいますし、さらには1日2回会うことも。そうするとフィードバックがすぐにあるので、安心してスタイリングに臨めます。その反面、一般のお客さまは毎日お会いすることはなく、数ヶ月に1度の来店となる場合もあり、家に帰ってどうホームケアするかが大事になってくる。それを意識して施術をしていますね。
⎯⎯ではセレブリティに施術をする際に大切なことは?
コミュニケーションが1番重要です。芸能人も1人の人間です。なので、しっかりとコミュニケーションを取り、どうしたいか、何を望んでいるかを理解しなければなりません。
⎯⎯先ほど、韓国ではパーマスタイルが流行りだとおっしゃいましたが、他にどんなスタイルがトレンドですか?
パーマもそうなんですが、2000年代初期に流行った髪型が戻ってきているように思います。シャギーカットやレイヤースタイルですね。
⎯⎯パクさんが仕事をする上で、1番大切にしていることは何でしょうか?
ヘアスタイリストとして、毎日、お客さまの髪を触って施術をしていて、技術が衰える人はいないと思うんです。上手くならない人はいない。だから大事なのは、技術よりも、“態度”だと思います。BTSの髪を施術しているヘアスタイリストであって、私はBTSではありません。EXOの人たちのヘアスタイリングをやっているからといって、EXOではありません。これは後輩にもよく言うのですが、人として対等にコミュニケーションを取る、その態度。つまり天狗にならずに真摯に向き合うこと。これを肝に銘じて、毎日お客さまに向き合っています。
⎯⎯最後に、今後ウカとのコラボレーションも可能性がありますか?
ご期待いただければと思います。
(聞き手:福崎明子)
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