
「UU」は、高品質なベーシックを追求している「UNIQLO」と、ストリート発のハイエンドファッションを発表しているデザイナー高橋盾氏が手がける「UNDERCOVER」による、初のコラボコレクション。高橋氏は、文化服装学院在学中の1990年に友人と「UNDERCOVER」を設立し、1994年に東京コレクション、2002年にパリコレクションにデビュー。ストリート・ファッションやパンクミュージックなどのテイストをハイエンド・ファッションにまとめ上げ、活躍しているデザイナーだ。
まずは「UU」のロゴデザインに注目。
両者の頭文字が並べられたロゴは、とてもシンプル。二つ目の「U」は、「UNDERCOVER」でおなじみのアンダーバーロゴ。読み方に迷うところだが、「ユーユー」「ダブルユー」など、「自由に呼んでください」(ユニクロ・広報)だそうだ。「世界中のファミリーの為に発信する」という、幅広いターゲットの発想に基づいている。
「UNIQLO」がデザイナーとコラボレーションするのは、Jil Sander(ジル・サンダー)による「+J」以来だが、そのスタイルは全く異なっている。ベビーから大人まで、「新しい家族の洋服」という一環したテーマで展開されるコレクションは、ユニクロ至上初。デビューシーズンとなる2012年春夏コレクションは、メンズ43型、ウィメンズ34型、キッズ23型、ベビー5型の計105型の展開が予定されている。
ルームウェアからお出かけ服まで、様々なシーンにマッチするバリエーション。メンズラインには、ダークトーンの中に優しい色を取り入れ、ウイメンズラインでは「UNDERCOVER」で人気の色柄をポイントに、シルエットが重視された。
特に力を入れたというベビー、キッズラインは、二人の子供の親でもあるデザイナーの高橋氏が、妻のRICO氏とともにデザインしている。
キャンペーンヴィジュアルは、アートディレクターに永戸鉄也氏、プロデューサーに羽鳥貴晴氏、乗富巌氏を起用。スタイリングはTOSHIO TAKEDA氏、ヘアメイクは加茂克也氏が手がけた。
3月16日に「ギンザ コマツ」内に出店する世界最大の「ユニクロ 銀座店」のオープンの目玉として発売し、翌3月17日に国内のユニクロ31店舗、および海外の11の国と地域で順次デビューする予定。
なお、「UU」はその後も継続し、第2弾として2012年秋冬コレクションの展開も計画されている。
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