
Image by: Dior

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「ディオール(Dior)」が、クリエイティブ ディレクターのジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)が手掛ける初のウィメンズコレクションを発表した。2026年春夏コレクションは、メゾンの豊かなヘリテージと、6月末に披露されたメンズデビューコレクションのコンセプトを継承し、新時代へと向かう"ワン・ディオール"のヴィジョンを鮮やかに打ち出した。
ショーの舞台となったチュイルリー庭園の特設会場は、静謐なグレー一色に染められた。中央に配された正方形のランウェイの中央に蓋の開いたシューズボックスが鎮座し、その上に逆ピラミッド型の巨大スクリーンを設置。箱から飛び出すかのように、ムッシュ ディオールをはじめとするメゾンの歴史がダイナミックな映像となってスクリーンを彩り、期待に満ちたショーの幕が上がった。
ファーストルックを飾ったのは、純白のボウが施されたカクテルドレス。捻ったり結んだりと布地を巧みに操り、調和と緊張という相反する要素が共存する彫刻的なシルエットのルックが続いた。メゾンのアーカイヴから、メンズコレクションでも引用された1948年の「デルフト」ドレスが、エレガントなドレスやミニスカートとして再構築され登場。象徴的な「バー」ジャケットはコンパクトなフォルムへと進化し、デニムやギンガムチェックといった日常着に、洗練されたドレスアップの提案が加わった。変化を必然と捉え、歴史という名の箱から解き放つ、純粋で創造性あふれるクリエイションが繰り広げられた。
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ラグジュアリー・ブランド「ディオール(DIOR)」のメンズウエアラインは、2001-02年秋冬に始動。当時「イブ・サンローラン」でメンズウエアのデザイナーだったエディ・スリマンがアーティスティック・ディレクターを務め、カリスマ的なヒットを飛ばした。メインアイテムは、ロックに着想した華奢なジャケットやスーパースキニーデニムなど。今でこそ主流となった「ノージェンダースタイル」を先駆けて打ち出し、熱狂的なファンを獲得した。2007年、エディが退任しクリス・ヴァン・アッシュがアーティスティック・ディレクターに就任。2019年春夏からは、キム・ジョーンズが手がけている。同年、ブランド名をウィメンズと同じ「ディオール」に統合した。
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