「グッチ（GUCCI）」2025年秋冬コレクション「CONTINUUM」は、クリエイティブディレクター サバト・デ・サルノ（Sabato De Sarno）退任後、インハウスのデザインチームが手掛けた。クラフツマンシップと美意識が融合した今シーズンは、過去から現在、そして未来へと時を旅し続けるグッチの哲学を表している。コレクションは、イタリア独特の「スプレッツァトゥーラ（計算された自然体）」という概念を基に、時代を超えて進化してきた要素を取り入れた。

　50周年を迎えたグッチの象徴的なインターロッキングGを模したダークグリーンが一面に広がるランウェイでは、メンズとウィメンズのコレクションが披露され、厳格なサルトリアルと遊び心が融合し、伝統的な素材に新しい解釈を加えた。特に、ホースビットモチーフは、バッグやジュエリーに象徴的に登場した。音楽はアカデミー賞受賞作曲家ジャスティン・ハーウィッツによる映画的な楽曲がオーケストラによって生演奏され、ショーに華を添えた。