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「グッチ」2025年春夏コレクションは、6月のメンズ同様トリエンナーレ・ミラノ・デザイン・ミュージアムで開催。サバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)のデビューコレクションから1年、3シーズン目を迎えるコレクションは、夏の夕暮れの太陽が沈む瞬間を捉え、色彩の移ろいを表現するように各ランウェイのセクションがグラデーションで表現された。"サバトグッチ"を象徴する、深いアンコーラ・ロッソやテーラリング、ランジェリーは引き続きコレクションを構成する要素としてアップデートされ、ジャケットやショートパンツ、Aラインスカート、ホースビットのプリント柄や、フラットブーツといったレトロなムードは60年代アーカイヴからインスピレーションを得てコレクションに組み込まれている。クラフトマンシップを感じさせるラフィア素材にレザーのパイピングを施した構造的なドレスは繊細でストリング使いがセンシュアル。マイクロ丈のバルーンスカートもアクティブでヘルシーな印象を放った。ジュエリーのバンブーのネックレス、バングルは体に絡みつくような有機的なフォルム。オープンフィンガーのグローブは今シーズンのスタイリングアイテムとして多数登場し、フェミニンなルックにパンチを加えた。フィナーレはタンクトップにジーンズというカジュアルな装いに、ドレスのようにトレーンがなびくビッグサイズのアウターを合わせ、今シーズンのテーマとなった「casual grandeur (さりげない壮大さ)」を体現するルックとなった。グッチ日本上陸60周年を記念し、日本人アーティストがヴィンテージバッグを再生するプロジェクトとして今年7月に発表された横山奈美と森山大道の一点ものの「グッチ バンブー1947」バッグもランウェイに登場した。
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