2010SS

MIKIO SAKABE

 

 第9回 JFW in Tokyo「東京発 日本ファッション・ウィーク」最終日の10月24日、台東デザイナーズビレッジにて「MIKIO SAKABE(ミキオ サカベ)」をはじめとする3つのショーが開催された。

 ヨーロッパでファッションを学んだ3人の日本人デザイナーによって発足された「THIS IS FASHION」。このイベントのトップを飾ったのは、東京・パリ・ミラノの3都市でコレクションを発表している「MIKIO SAKABE」。「トワイライト」をテーマに、インターネットが普及される前の90年代をイメージし、初めて使用したという黒を基調にしたコレクションを発表した。

 薄く繊細な素材のパッチワークで創りこまれたTシャツや、丹念にブリーチをかけたストレッチデニムなど、カジュアルに見えるアイテムも、時間と手間をかけて仕立てられている。ウェットなヘアや大胆にのせたアイカラー、十字架プリントなど、これまでの「MIKIO SAKABE」にはない、ゴスを思わせる強いスタイルも見られた。

 「少ない情報量の中で、本当に自分の好きな物をセレクトできた時代こそが、本物の個性というものを求められたのではないか」とデザイナーの坂部三樹郎氏。昨今のインターネット普及による余分なコマーシャルが自然と選択肢を増やしている現代に、強く繊細な「黒」を提案することで、個性を守る表現方法を投げかける。

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