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ODAKHA2026年秋冬コレクション

静物画に宿る「予兆」をニットのテクスチャーに
ODAKHA 2025年秋冬

Image by: Runway:FASHIONSNAP、Backstage:FASHIONSNAP(Sumire Ozawa)

ODAKHA 2025年秋冬

Image by: Runway:FASHIONSNAP、Backstage:FASHIONSNAP(Sumire Ozawa)

ODAKHA 2025年秋冬

Image by: Runway:FASHIONSNAP、Backstage:FASHIONSNAP(Sumire Ozawa)

 小高真理の「オダカ(ODAKHA)」が、アンスティチュ・フランセ 東京(東京日仏学院)で2026年秋冬コレクションのランウェイショーを開催した。

 ショー形式での発表は2022年秋冬コレクション以来、4年ぶり。ブランド名を「マラミュート(malamute)」から変更し約3年の間、展示会ベースでルックやヴィジュアルを通じて、ブランドが持つイメージ像を提案してきたが、ニットに特化したブランドならではの素材の特性をよりダイレクトに伝えるため、ショーの実施を決めたという。

 今回のコレクションテーマは「Still Life」と名付けた。美術用語で「静物画」を意味するが、小高は表面的な「静止」ではなく、表面的には止まって見えるが、水面下ではもがき、刻一刻と移り変わるあわい(間)を「Still Life」と捉えている。ニットは、編むという反復的な動作によって、“ひとまず”完成する。ただし、着用者の身体に触れ、動きに合わせて伸縮しては戻るという「触れた瞬間から変化し続ける」特徴をショーを通じて描き出した。

 また小高は、着想源として、スコットランドやアイルランドでの旅で目にした風景、体験を挙げた。湿り気を帯びた情景、自然が絶え間なく動いているのに時間が止まったように感じるような独特の空気感を、オダカ的視点で再解釈した。会場となったアンスティチュ・フランセ 東京の新館は、建築家の藤本壮介が手掛け、テラスや階段、通路が教室やホールをシームレスに繋ぎ、「連なる村」のように設計されている。この情景が、小高がアイルランドで見た石垣のイメージとリンクしたことから選定したという。

 トラディショナルなタータンチェックを、編み立てによる立体的なプリーツが特徴のニットジャカードに落とし込み、ブランドの定番素材となっているポリエステル素材で仕立てることでウールとは異なるボリューム感を生んでいる。ブランドらしいペプラムシルエットのカーディガンや、ワンピース、サイドのスナップボタンでシルエットが変形するパンツ、ストレートシルエットのスカートなど、多彩なアイテムで登場し、定番アイテムの一つであるMA-1にも取り入れた。

 また、チェック柄がシームレスにアランニットに接続されたトップスや、ケーブル編み、クロシェ編み、レース編み、そしてレースを組み合わせたスカートや、同様に複数の編み方をドッキングさせたカーディガンなど、ニットの可能性を広げるテクニカルなアイテムが、コレクションにメリハリを与えた。多様な編み方を採用することで、ハリ感や透け感、布帛との組み合わせなど、テクスチャーの豊かなバリエーションも際立つ。

 ニットを起点に、スタイリングの幅を広げるコラボレーションも披露。アクセサリーは長年コラボを続ける「ソムニウム(SOMNIUM)」との協業で、好評な「スブ(SUBU)」とのコラボシューズは、キルトやタータン、アランニットを取り入れ、履き心地はそのままにニットブーツやワンストラップシューズなど、日常使いを想定した新作を製作した。イラストレーターのMaya Shibasakiによる力強くも繊細なラベンダーのイラストをジャカードで表現したアイテムも華を添えた。

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ブランド「ODAKHA」について

「オダカ(ODAKHA)」は、デザイナーの小高真理が2014年に「マラミュート(malamute)」としてスタートしたニットに特化したウィメンズブランド。「強さと柔らかさを併せもつ現代女性のためのデイリーウェア」をコンセプトに、国内の職人と生み出す精緻なニットコレクションで、新しいエレガンスを提案している。2023年秋冬コレクションよりブランド名を「オダカ」に変更。

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小高真理

埼玉県生まれ。2011年文化ファッション大学院大学卒業後、ニットデザイナーとして経験を積む。2014年秋冬コレクションより、マラミュートを立ち上げる。2021年「東京ファッションアワード 2022」を受賞。2023年秋冬シーズンより、マラミュートのブランド名を「オダカ」に変更した。

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