IMAGE by: FASHIONSNAP(Koji Hirano)
研壁宣男が手掛ける「サポート サーフェス(support surface)」が「Rakuten Fashion Week TOKYO 2025 S/S」で2025年春夏コレクションを発表した。会場は、2024年春夏コレクションのショー会場と同じ大手町三井ホール。壁一面のガラス窓から西陽が差し込む会場で、コンポーザーの荒木真のディレクションの下演奏されるハープ奏者の吉野友加のハープの音色とともにコレクションが発表された。
今シーズンのテーマは「未完の完成品 あなたを彩る服 あなたに染まる服」。プロダクトとして「完全な服」を作りたいという考えを持つと同時に、作り込みすぎることで着る人が服に“着られてしまう”のではなく“着こなせる”隙のある服作りを目指した。少し前までは「削ぎ落とすこと」が、そういった“着こなせる”服を作ることにつながると考えていたというが「どうやらそういうことではないらしい」と研壁。デザインの追求の方向性を着用者に定め、着用者に馴染む(染まる)ものであることを意識してデザインしたという。
ファーストルックには、フロントに寄せられたギャザーがリボンタイのように見えるノースリーブシャツに裾にタックを入れることで歩くと立体感の出るスカートを合わせたモデルが登場。モデルが着ることでドレープやタックが造形的なシルエットを生むしなやかなデザインが多く展開された。研壁は、日差しの差し込む空間を会場に選んだ理由を「室内でも屋外の開放感や明るさ、太陽光を感じることができる空間で発表したかった」と話した。
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