2020SS パリ

Y/PROJECT

 グレン・マーティンス(Glenn Martens)が手掛ける「ワイ・プロジェクト(Y/PROJECT)」が9月26日、パリのアレクサンドル3世橋の下にある「Le Bridge」で2020年春夏ウィメンズコレクションを発表した。BGMとしてヨハン・シュトラウス二世のワルツ「美しく青きドナウ」が徐々に加速して不快な音に変わっていった。

 グレン・マルタンが今シーズン思い描いたのは、様々な顔を持つマルチファセットな女性像。ショー序盤に登場したのは、上下に襟ぐりのついたトップスやアシンメトリーなシャツなど、ベーシックなアイテムに捻りを加えたワイ・プロジェクトらしいルック。中盤からは、バイエルンの民族衣装ディアンドル コルセットによって胸元を大胆に露出したスタイル、そして中世やテューダー朝を連想させるドラマティックなガウンといった歴史的レファレンスが見られる華美なルックへと変化していった。テーラリングも今シーズンの鍵となる要素で、チュールで覆われたピンストライプのスーツや、ツイストが効いたコートなどが登場した。

 コレクション全体のムードを体現していたのは、ベル・エポック期に作られ、今回のショー会場となったアレクサンドル3世橋。パリが繁栄したベル・エポック期のポジティブな雰囲気と贅沢さ、そして建築的なアイデアがコレクション全体を通して感じられた。

Image by: Y/PROJECT

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