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驚き潜むミハラヤスヒロの最新メンズウェア&シューズ

MIHARAYASUHIRO 2011-12年秋冬コレクション
MIHARAYASUHIRO 2011-12年秋冬コレクション
 「MIHARAYASUHIRO(ミハラヤスヒロ)」が、パリで発表した2011-12年秋冬メンズコレクションを東京・表参道のショールームで披露した。作家オスカー・ワイルドからインスパイアされたコレクションは巧みなテクニックと驚きに溢れ、国内外のジャーナリストやバイヤーらから好評を得ている。
 

 2011-12年秋冬シーズンのテーマは「The Nihilists」。19世紀末を生きた作家オスカー・ワイルドのアイロニックな思想や隠喩を用いたデカダンスの世界がコレクションの随所に落とし込まれている。ショーや展示会でひときわ目立ったのが「フォトジャカード」のアイテム群だ。一見ケーブル編みのニットだが、実はニットでも転写プリントでもなく、ジャカード織りで表現されているという逸品。2010-11年秋冬に初登場した手法だが、今季はジャケットやコート、バッグとなって登場する。

 ニットやジャージー素材がメインのウェアは、布帛では不可能なや"ねじれ"やカッティングにより独特なフィットを実現。カットソー素材で仕立てられたテーラードスーツ、英国羊毛のケーブル編みニットを用いたダウンベスト、一着でレイヤード風のショーツなど、ヨーロピアンテイストのミリタリーやクラシックを「MIHARAYASUHIRO」独自の視点で表現した。「husam el odeh(フサム・エル・オディ)」の繊細なジュエリーが飾られたジャケットは、高額ながら毎シーズン高い支持を得ているとのことだ。

 「MIHARAYASUHIRO」の原点ともいえるシューズにおいても、特殊な加工やテクニックが満載。19世紀末のイギリスで好まれたクラシックな内羽根式のレースアップシューズにねじれを加えて後染めを施したり、「幸福の王子」のごとく金箔の剥がれゆく様を表現したりと、オスカー・ワイルドが生きた時代背景や世界観を感じさせる。ブランドの象徴的な手法「あぶり出し」の技術は、バッグやシューズのみならずレザージャケットやブルゾンでも応用された。

 1月22日にパリで開催されたショーでは、デザイナー三原康裕氏の夫人であり日本を代表するジャズピアニストの上原ひろみ氏が生演奏。独創的な表現力に溢れるコレクションが繰り広げられた。


■MIHARAYASUHIRO 2011-12年秋冬コレクション全ルック:https://www.fashionsnap.com/collection/miharayasuhiro/2011-12aw/

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