数々の名だたるセレクトショップを成功に導いてきた吉井雄一氏がオーナーを務めるコンセプトショップ「THE CONTEMPORARY FIX（ザ・コンテンポラリー・フィックス）」が、香港に進出することが明らかになった。東京・北青山の本店に次ぐ2店舗目にして初の海外出店。9月28日のオープンを記念し、人気ブランド同士がタッグを組んだ限定アイテムの販売が予定されている。
「THE CONTEMPORARY FIX」香港ストアは、本店と同様に吉井氏が考える「今」を切り取るコンセプトショップ。メンズブランドを中心にハイエンドなアイテムを揃え、"TOKYO"のファッションを発信する。地下階に構える店舗のデザインテーマは「スポーツ」。床にグリーンの人工芝を敷き詰め、シャワーブースやロッカールームといったスポーツにまつわるデザインを随所に施すなど、周辺の雑踏に反したコンセプチュアルで軽快なショップとなる計画だ。オープンと同時に、アジアで絶大な人気を誇る「mastermind JAPAN（マスターマインド ジャパン）」や「PHENOMENON（フェノメノン）」、「FACETASM（ファセッタズム）」、「SASQUATCHfabrix.（サスクワァッチファブリックス）」などによるコラボ商品や、香港のTOYメーカーMADE by MONSTERSとロン・イングリッシュによる「Charlie "Grin"（チャーリー・グリン）」のフィギュア限定バーションなど、多彩な限定アイテムの販売が予定されている。
これまでにも「CELUX（セリュックス）」や「LOVELESS（ラブレス）」をはじめ、セレクトショップの概念を覆した独自のショップ構成やバイイングを手がけてきた吉井氏は今回、香港のパートナー企業からのオファーをきっかけに、海外出店に踏み切った。「香港はエネルギッシュな街。THE CONTEMPORARY FIXでは年々アジア各国から来店するお客様が増えていて、皆ファッションを心から楽しんでいる。そんな彼らの期待に現地で応えたい。」とし、ニーズがあれば他の地域への出店も検討していく考えだ。吉井氏は現在、10月に開催予定の「Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO（メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京）」においてトリを飾るイベントも計画中。トータル8ブランドが1日通してショーやパフォーマンスを繰り広げるという内容で、一般客にも解放するという。実際に「体感」するショップやイベントを通じて、ファッション本来の在り方や楽しさを伝える。
■吉井雄一とは？
連載「ふくびと」ゴヤール&ザ・コンテンポラリー・フィックス 吉井雄一：
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