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東京都現代美術館で「電気服」の田中敦子 大規模回顧展

田中敦子《電気服》1956年 (1986年再制作) 所蔵・写真提供:高松市美術館 ©Ryoji Ito
田中敦子《電気服》1956年 (1986年再制作) 所蔵・写真提供:高松市美術館 ©Ryoji Ito
Image by: 東京都現代美術館
 東京都現代美術館が、アーティスト田中敦子(たなかあつこ)の回顧展「田中敦子-アート・オブ・コネクティング」を、2月4日から開催する。同展は2011年からイギリスのアイコンギャラリー、スペインのカスティジョン現代美術センターで開催され、いずれも大きな反響を得た。音が展示空間を走る作品「ベル」や、作家自らが着てパフォーマンスした「電気服」など、パフォーマンスと造形を結びつけた田中敦子の50年におよぶ活動を紹介する。

 田中敦子は、戦後美術の活性化を目的として結成された組織「具体美術協会」の一員として活躍したアーティスト。代表作には、コラージュ作品「カレンダー」をはじめ、壁際の床に2メートル間隔で置かれた20個のベルが順に鳴り響く作品「ベル」(1955年)、9色の合成エナメル塗料で塗り分けられた管球約100個と電球約80個からなる「電気服」(1956年)などがあげられる。なかでも「電気服」は、1957年に大阪・産経会館で開催された「舞台を使用する具体美術」展で、実際に本人が舞台で着用しパフォーマンスし、話題を集めた作品。さらに、「電気服」の電球と配線に対応する円と線を、絵画として表現するなど様々なバリエーションの創作活動を行ってきた。

 「田中敦子-アート・オブ・コネクティング」は、東京都現代美術館と国際交流基金、イギリスのアイコンギャラリー、スペインのカスティジョン現代美術センターとの共同企画による展覧会。会場は絵画やコラージュ、記録映像など、約100点の代表作品で構成。黎明期の日本現代美術界を生きた田中敦子の作家活動を、美術史家やアーティストらによるトーク、展示、パフォーマンスを通して再考する。ライブやドキュメンタリー作品「田中敦子 もうひとつの具体」の上映など、多数の関連プログラムを用意。また、展覧会初日にはイギリス・スペイン・日本の各施設のディレクターを招いたトークショーの開催が予定されている。会期は5月6日まで。
 

■田中敦子 ―アート・オブ・コネクティング
 会場:東京都現代美術館 3F
 会期:2012年2月4日(土)~5月6日(日)
 休館日:月曜日(4月30日は開館)、5月1日
 開館時間:10:00-18:00 (入場は閉館の30分前まで)
 主催: 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館、国際交流基金
 特別助成: 財団法人 石橋財団
 協力: NECディスプレイソリューションズ株式会社
 観覧料: 一般1,000円(800円)/大学生・65歳以上800円(640円)
     中高生500円(400円)/小学生以下無料
 ※()内は20名様以上の団体料金/本展チケットで「MOTコレクション」も観覧可。
 問合せ:東京都現代美術館(〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1)
 問合せ先電話番号:03-5245-4111
 URL:www.mot-art-museum.jp

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