「LOUIS VUITTON（ルイ・ヴィトン）」と、前衛芸術家 草間彌生によるコラボレーションサイトが立ち上がった。「LOUIS VUITTON」はアートに対する新たな取り組みとして、ロンドンで開催されている巡回展「YAYOI KUSAMA」展をサポート。ロンドンのルイ･ヴィトン ニュー･ボンド･ストリート メゾンでは、特設スペースに初のコラボレーションとなるアート作品を展示する予定だ。
「LOUIS VUITTON」と草間彌生のコラボレーションサイト（louisvuittonkusama.com）は、フランス語や日本語、英語など、12ヵ国の言語に対応。草間彌生のポートレートを中心に、象徴的なモチーフドット（水玉）を散りばめたデザインとなっている。サイト内には「草間彌生のストーリー」、「『YAYOI KUSAMA』展」、「草間彌生の世界ーーそのヴィジョン」、「珠玉のコレクション」の4つのコンテンツがあり、現在「草間彌生のストーリー」、「YAYOI KUSAMA展」のみが公開されている。
「草間彌生のストーリー」では、草間彌生のこれまでを振り返るムービー「時代を超えて」の他、「LOUIS VUITTON」の アーティスティック ディレクターMarc Jacobs（マーク ジェイコブス）のインタビューを掲載。Marc Jacobsは、草間彌生について「彼女のパワーは果てしなく、彼女の絵画やインスタレーションには1点1点、ある種の強迫観念ともいえる緻密さと決して終ることのない世界を感じる。」と評価し、「今回のエキシビジョンで、クサマの作品がこれまで以上に多くの人々の目に触れることを期待している。アートに興味がなく、ギャラリーを訪れることもなく、彼女のことを知らないような多くの人々へ、こうした作品に触れる新たな機会を提供し、ルイ・ヴィトンの視線を通じてアートを体験してもらうんだ。」とコメント。今後、特設サイトを通じてコラボレーションの内容が明らかになる予定だ。
なお「LOUIS VUITTON」がサポートすることを発表した「YAYOI KUSAMA」展は、ロンドンのテート・モダンで2月9日よりスタート。水玉のモチーフで埋め尽くされたキャンバスから没入型環境まで、独特な世界観が反映されたエキシビションとなっている。会期は2012年6月5日まで。
