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アンダーカバーが示したメッセージ 黒で開幕したパリコレ<2014年春夏>

UNDERCOVER 2014年春夏コレクション
UNDERCOVER 2014年春夏コレクション
Image by: Fashionsnap.com
 2014年春夏シーズンの新作を発表するパリコレクションが、9月24日に開幕した。10月2日までの9日間で100近いブランドが最新コレクションを発表する。「LOEWE(ロエベ)」など公式スケジュールに合わせて開催されるファッションショーやプレゼンテーション形式で発表するブランドを含めると、開催されるコレクションは100以上。25日には「UNDERCOVER(アンダーカバー)」がパリコレクション復帰から2シーズン目のランウェイショーを開催した。(写真・文:ジャーナリスト樋口真一)
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 若手ブランドや中堅ブランドを中心とした初日の24日は黒が目立った。春夏コレクションにもかかわらず黒でスタートし、白やグレー、アクセントカラーとしてブルーやグリーン、ピンク、イエローなどのきれいな色をプラスしている。また、シルエットを表現しやすい黒で肩、腰、背中など身体の美しさを強調したデザインや不滅の色である黒に昨年から続くグラフィックを加えたリアルなデザインも多い。

 一方、「DRIES VAN NOTEN(ドリス・ヴァン・ノッテン)」や「ROCHAS(ロシャス)」などの有力ブランドが登場した25日は、ハイテク素材やゴールド、フリルなどを使った、未来的なムードのデザインやデコラティブなデザイン、パンキッシュなムードなど、パワフルな作品が登場した。90年代にトレンドとなったジレやフラジールなどの言葉を思い出させるような袖のないジャケットやベストなども提案されている。

 デザイナー高橋盾が手がける「UNDERCOVER」は今シーズンから公式スケジュールに戻り、パンキッシュでメッセージ性の強いデザインを見せた。スポーティーな中に様々なメッセージやクチュール的なテクニック、ハイテク素材などをミックスしたデザイン。襟部分が半透明のジャケット、相反する要素が共存するデザインや合繊と天然素材のドッキング、アシンメトリーなデザインが目を引く。燃えるような赤のハイテク素材で包まれ、プリントを隠したコート。フィナーレは胸や背中に書かれたメッセージが暗闇の中で光り、メッセージを主張する。一つ一つのメッセージは力強く、デザインはシックなパンクスタイルだが、全体のイメージはリアルで「UNDERCOVER」らしく仕上げられている。「相反するものをミックスすることやメッセージで、世の中に溢れている矛盾を表現したかった」と高橋盾。(写真・文:ジャーナリスト樋口真一)

■UNDERCOVER 2014年春夏コレクション
 http://www.fashionsnap.com/collection/undercover/2014ss/

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