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ユニクロの国外売上比率が30%超え、「グローバルブランド」に

ファッション流通ブログde業界関心事

ファッション流通コンサルタント ディマンドワークス代表 齊藤孝浩

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1月9日に発表されたファーストリテイリング2014年8月期第1四半期決算サマリーによれば、

 ユニクロの国内&海外事業合計売上高に占める海外事業の比率が30%を超え35%になった模様。

 2014年8月期 第1四半期
 
 国内ユニクロ事業 2084億円
 海外ユニクロ事業 1140億円
 ユニクロ事業 計  3224億円

 これは四半期ベースでも初めてのことで、通期予測でも32.7%の見込みとのです。

 2014年8月期 通期予測

 国内ユニクロ事業 7200億円
 海外ユニクロ事業 3500億円
 ユニクロ事業 計 1兆700億円

 世界のグローバルブランドのブランド価値を毎年ランキング形式で発表している

 インターブランド社による「グローバルブランド」の定義は

 売上高に占める国外売上比率が30%であることとあります。

 同組織の定義に従えばようやくユニクロも「グローバルブランド」の仲間入りですね。

 インターブランドについて

 ちなみに2013年に発表された 2011年度 BEST GLOBAL BRANDS 2013 TOP100 

 の中の ファッションブランドのランキングは次の通りです。

 The Top 100 List View

 (総合TOP3は 1位がアップル、2位がグーグル、3位がコカコーラ)

 17位  LOUIS VUITTON
 21位  H&M
 24位  NIKE
 26位  IKEA
 36位  ZARA
 38位  GUCCI
 54位  HERMES
 55位  ADIDAS
 60位  CARTIER
 72位  PRADA
 75位  TIFFANY
 77位  BURBERRY
 88位  RALPH LAUREN
 100位  GAP

 インターブランドに日本のドメスティックブランドとしてくくられているユニクロのブランド価値(金額)を見てみると、仮にグローバルランキングに入れてみても まだGAPよりも低く、100位圏外になりますが・・・

 2年後の「グローバルブランド」としての評価は何位になっているか楽しみですね。

 さて、海外事業が急成長中で1ブランド単体で年商1兆円を超える見込みのユニクロ(単体ブランド年商規模ではH&M、ZARAに次ぐ世界3位)ですが、課題もあります。

 2014年8月期 のユニクロ事業の営業利益率 見込み を見ると

 国内ユニクロ事業  15.9%
 海外ユニクロ事業   8.0%
 ユニクロ事業合計  13.3%

 と海外事業が今のところ十分に利益を稼げず、ユニクロ事業全体の営業利益率の足を引っ張っている格好です。

 出店優先で経費先行なのはわかりますが、海外の営業利益率が国内よりも低くてもよい、という訳には行きません。

 ZARAのインディテックスだって、H&Mだってグローバルで20%内外の営業利益率を出しているのですから・・・

 売上の拡大だけでなく、いつになったら海外が国内並みの利益率を上げられるのかも世界の投資家が関心を持っているところでしょう。

齊藤孝浩

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