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日本初の本格製糸工場「富岡製糸場」が世界遺産に登録

「富岡製糸場と絹産業遺産群」公式ホームページより
 第38回世界遺産委員会が6月21日にカタールのドーハで開かれ、「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界遺産リストに登録された。日本国内では、2013年に登録された「富士山」に続く18件目の世界遺産認定。1872年創業の日本初の本格的な製糸工場「富岡製糸場」をはじめとする「富岡製糸場と絹産業遺産群」は、かつて一部の特権階級のものとされていた絹を世界中の人々に広めた「近代の絹産業に関する遺産」として政府より申請されていた。

 「富岡製糸場と絹産業遺産群」は、2003年から富岡製糸場を世界遺産にする研究プロジェクトが立ち上げられ、世界遺産への推薦の動きが本格化した。世界遺産に認定された同資産は、「富岡製糸場」「田島弥平旧宅」「高山社跡」「荒船風穴」の4施設で構成されている。なかでも「富岡製糸場」は、明治政府によって設立された官営の器械製糸場で、民間に委託された後も製糸技術開発の最先端として国内養蚕・製糸業を世界一の水準に牽引。田島家、荒船風穴、高山社などと連携して、蚕の優良品種の開発と普及を主導した。また、115年の歴史を閉じた後もほぼ創業当初と変わらず、そのままの形で残されている建物は、和洋技術を混交した工場建築の代表作とされ、長さ100mを超える木骨レンガ造の繭倉庫や繰糸場を、現在でも内部を見学することができる。

 日本ユネスコ連名協会は「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録を公式HPで速報として掲載し、その理由を「高品質生糸の大量生産をめぐる日本と世界の相互交流、および世界の絹産業の発展に重要な役割を果たした技術革新の主要舞台という点が評価されました。」と発表している。

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