Fashion

mame(マメ)がパリで初の展示会 2015年春夏コレクション発表

mame 2015年春夏コレクション展示会場
mame 2015年春夏コレクション展示会場
Image by: Fashionsnap.com

 デザイナー黒河内真衣子が手がける「mame(マメ)」が、初めてパリで展示会を開催した。マレ地区のギャラリーを会場に、ブランドを象徴するポリ塩化ビニール製バッグをはじめ、刺繍や織りなど日本各地の技術を反映した2015年春夏コレクションを発表。ブランドの立ち上げから5年目に向け、海外展開を本格的に始動する。

 

 黒河内は今シーズン、宮本輝の小説「錦繍」を起点にスタートした自身の6ヶ月間の旅の記録をコレクションに仕立てたという。旅先で見た情景や色、そこで感じた思いなどを詰め込んだ2015年春夏コレクションのテーマは「passing」。 八丈島で出会った草木染めの絹織物「黄八丈」の糸を用いた刺繍と、割れた焼き物をイメージしたジャカードは桐生、二重織されたリバーの麻素材は一宮、板締め染色は京都で作られ、「日本の工芸や文化を日本の技術で服に落とし込む」ことに取り組んでいる。キーカラーの紫は紫陽花や藤の花の色、乳白色は薩摩焼、サンドベージュは小鹿田焼きから、それぞれ着想を得た。

 「小さなブランドだからこそできる丁寧な服作り」に取り組んできたという黒河内は今年、そのクリエイションを認められて「毎日ファッション大賞」の新人賞・資生堂奨励賞を受賞。立ち上げ当初からブランドの将来を見据えてヴィジョンを描き、近年では海外から「コレクションが見たい」という要望が多くなってきたことから、単独でパリに出展した。職人の手仕事を駆使したドレスからカジュアルなカットソーまでバランスの良いMD構成を意識しながら「どのピースをとってもmameらしいもの」を持ち込み、またサイズ展開を広げるなど販路の拡大に向けて取り組んでいる。展示会の初日を迎え「初心に戻ったような気持ち」と話す黒河内は、海外での反応を含めて「肌で感じて、次につなげていきたい」と話している。

記事のタグ

最新の関連記事

Realtime

現在の人気記事

    Ranking Top 10

    アクセスランキング