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モリト、米国の服飾資材大手GSGファスナーズ買収

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モリトは、「スコーヴィル」の名称で知られる米国の服飾資材大手、GSGファスナーズ(ジョージア州、資本金180万㌦)の買収を決め、9日に契約を結んだ。スコーヴィルは200年以上の歴史を持ち、ジーンズ用のボタンやリベットなどに強みを持つ。両社は商材が重複するが、スコーヴィルの米市場での知名度や顧客ネットワークと、品質に強みを持つモリトとの相乗効果を狙い、グローバルな事業拡大を図る。

10月中をめどに、GSGファスナーズの株を持つゴアグループ傘下の投資ファンドから全株式を取得する。取得額はアドバイザリー費用を含め4535万㌦の見通し。スコーヴィルは1802年設立で、ボタンやリベット、スナップ、ジッパーなどの服飾資材を製造販売し、ジーンズや一般衣料、スポーツウエア、作業服、軍服、靴、メディカル服といったアパレル分野を中心に一部非衣料も展開する。

モリトは間接輸出を中心に米市場に販売しているが、「スコーヴィルは長年の歴史を背景に顧客との結びつきがあり、軍関連など米企業でなければ入り込めない分野を持っている」として、買収を通じて海外商圏の拡大を目指した。スコーヴィルは米市場に加え、最近ではアジアでも伸ばしており、グローバルに相乗効果を狙う。

両社の商材は重複するが、価格帯はモリトの方が上に位置し、品質面の優位性も持つ。このため、一格上の商材を求めるスコーヴィルの顧客に対してもモリトの商材を提案していく。

GSGファスナーズの13年12月期業績は、売上高約5000万㌦、営業利益180万㌦、純利益80万㌦で、赤字だった12年12月期から売上、利益とも好転している。モリトは現在実行中の中計で「グローバル成長企業」を掲げる。買収に伴う14年11月期への影響は軽微とし、来期以降の売り上げ貢献を見込む。

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