「THEATRE PRODUCTS(シアタープロダクツ)」が、2015年春夏コレクションをプレゼンテーション形式で発表した。ルック撮影を公開したプレゼンテーションで、これまでのようにコレクションショーとして発表するのではなく、より顧客に近いショップからの発信を目指し、店舗のショーウィンドウをイメージしたディスプレイで公開フォトシューティングを実施。モザイク状の大理石の床をイメージしたジャカードのタックスカートなどでスタイリングした12ルックが披露された。

「THEATRE PRODUCTS」は、今シーズンのテーマに掲げた「SHOP」をもとに、ショップで起きることを強く表現するため店舗のショーウィンドウに見立てたディスプレイでルックを撮影。会場にはファッションショーで使うバックステージのような空間が用意されており、関係者や一部の顧客にヘアーメイク、スタイリングの様子も公開し、コレクションと店の距離を縮めることを試みた。
コレクションでは、それぞれのルック毎にストーリーを設けており、ファーストルックでは貝や珊瑚、色とりどりの熱帯魚が泳ぐ優雅な初夏のスタイルで、旅への期待を鮮やかに表現したという。会場では、熱帯魚柄インクジェットオパールプリントのオールインワンやブレックファストエンブロイダリーのマキシドレス、ケープシルエットスカート、タイル模様ビーズ刺繍のミニドレスなどのアイテムが披露された。
シアタープロダクツは2001年にデザイナーの武内昭と中西妙佳、プロデューサーの金森香が設立。現在は武内昭と藤原美和がデザイナーを務めており、昨年全株式を繊維専門商社の瀧定大阪に譲渡したことで傘下に入っている。