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服の供給量は過去最高の41億点、低価格衣料がシェア拡大

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今回は、低価格衣料品のシェア推移から市場の構造変化の様子を学びます。

低価格化の現状は?

13年の衣料消費市場の規模は金額ベースで9兆2000億円となり、11年から3年連続で増加したことを見てきました。これはちょうど10年前の水準と同程度まで回復したことになります。一方で、供給数量は2年年度は減少したものの、13年度は再び増加し、過去最高の41億点を突破しました。

供給数量は10年前に比べ、1割程度増加しています。別表は13年の市場規模の主要指数を10年前と比較したものです。04年比で見ると金額は横ばい、数量が増加しているため、衣料品の平均単価も1割程度下落しているのが分かります。

低価格化の要因は、08~12年まで超円高が続いたために、海外生産が主力の日本のファッション産業は、生産コストを抑えて商品調達することができたからです。1ドル=80~90円台の為替レートが続いたこの期間は、リーマンショックに伴う世界同時不況のあおりで日本のファッション消費が低迷し、消費者の低価格志向が極端に強まった時期でした。

財布のひもが堅くなった消費者に対応するため、円高を追い風に衣料品の低価格化を業界が進めたと言えます。一昨年以降、日本のファッション消費市場は回復傾向にありますが、過去数年間の低価格化により、市場における低価格衣料品のシェア拡大が進んだわけです。

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そのことがよく分かるのがグラフ①です。04年と13年の金額ベースの市場規模とその内訳を示したものですが、トータルの市場規模がほぼ同じなのに、低価格商品のシェアは、04年の4割弱から、13年には45%にまで拡大し、規模そのものも増えていることがわかります。

《ポイント》

市場規模は10年前と同水準
供給数量が伸び単価が低下
低価格衣料のシェア45%

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【企画】データで見るファッションビジネス(2014年10月24日)

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