Fashion

ウールマーク・プライズ メンズ部門の勝者はNY発パブリックスクール

トロフィーを受け取って喜ぶパブリックスクールのデザイナー2人(左は審査を務めたポール・スミス)
トロフィーを受け取って喜ぶパブリックスクールのデザイナー2人(左は審査を務めたポール・スミス)

 ザ・ウールマーク・カンパニーが9日、世界規模のファッションコンテスト「インターナショナル・ウールマーク・プライズ 2014/15(INTERNATIONAL WOOL PRIZE 2014/15 / IWP)」のメンズウェア部門の最終審査会を、イギリス・ロンドンで開催した。世界各地域の5組のファイナリストから選ばれたグランプリは、ニューヨーク発のブランド「パブリックスクール(PUBLIC SCHOOL)」。アジア代表として参加した「シセ(SISE)」は惜しくも受賞を逃した。(文・写真:増田海治郎 ファッションジャーナリスト)

— ADの後に記事が続きます —

 「パブリックスクール」は、ともにニューヨーク育ちのダオイー・チョウとマックスウェル・オスボーンによるブランドで、2008年にスタート。ファッション、音楽、アートを融合させたユニークかつ精密なコレクションは、新世代のアメリカを代表するデザイナーとして評価されている。今回のIWPで優勝した作品のテーマは「LOST CIVILIZATION(失われた文明)」。ウールが唯一の繊維として存在した古代から、それが失われるまでの過程を描いた作品は、古代の部族の民族衣装のようでもあり、最新のラグジュアリー・ストリート・ウェアのようでもあり、コンセプトを高い次元で形にした点が審査員から評価された。ダオイー・チョウは「素晴らしい作品の中から選ばれて本当に嬉しい」とコメントしている。

 「シセ」が発表した作品のタイトルは「This Moment」。グレース・ケリーからインスピレーションを受けて制作したという6体のカプセルコレクションで挑んだデザイナー松井征心は、最終審査を終えて「悔しいけれど、やりきった満足感はある。今回の悔しさをバネに世界に向けて飛躍したい」と前向きに話した。

 「パブリックスクール」に贈られた賞金は100,000オーストラリアドル(約950万円)。これに加えて、英国のハーベイ・ニコルスや米国のサック・フィッフス・アベュー、フランスのコレット、イタリアのディエチ コルソコモ、マイテレサ・オンライン、オーストラリアのディビッド・ジョーンズ、そして日本の伊勢丹新宿本店で、優勝コレクションを販売する権利を獲得した。(文・写真:増田海治郎 ファッションジャーナリスト)

最新の関連記事

Realtime

現在の人気記事

    次の記事を探す

    Ranking Top 10

    アクセスランキング