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マルニのメンズコレクションがランウェイに復帰<15-16年秋冬ピッティ>

MARNI 2015-16年秋冬メンズコレクション
MARNI 2015-16年秋冬メンズコレクション
Image by: MARNI

 毎シーズン旬のデザイナーらをゲストに迎える世界最大のメンズ見本市「ピッティ・イマジネ・ウオモ」のランウェイに、「マルニ(MARNI)」のメンズウェアが登場した。2009年を最後にショー形式によるメンズコレクションの発表を休止していた「マルニ」だが、最近では独特のストリートやスポーツといったアプローチで再び注目を浴びている。(取材・文:ファッションジャーナリスト 益井祐)

 

 2015-16年秋冬コレクションのショー会場となったのは、イタリア・フィレンツェ市内のマリノ・マリーニ美術館。大小様々な彫刻作品が並ぶモダンな建造物に、今回のコレクションテーマの「リジェネレーション」や、建築的なデザインコンセプトに通じるものを見出したという。

 プリントやテキスタイルに定評があるデザイナー、コンスエロ・カスティリオーニ(Consuelo Castiglioni)のコレクション制作は、素材を起点にデザインを広げていくという手法が特徴。印象的なチェックのスーチングは高めのボタン位置や短めの丈など、イタリアンメンズウェアがモダナイズされた。ジップアップのチュニックトップやプリントシャツ、そして裾がソフトなフレアを描くパンツは、トレンドの70年代レトロを現代的に昇華。オーバーサイズで襟やスリーブのないコートはミリタリーの要素が加わり、ニットはボクシーなシルエットでホームメイドのような暖かさを残している。またアルパカやロング丈のシープスキンなど、ブランドが得意とするファーは象徴的に使われ、カラーやテクスチャーが加わった。

 「マル二」のメンズコレクションは有力店の取り扱いが拡大していることもあり、今回のショーは最良のタイミングだったと言える。これを皮切りにミラノメンズコレクションのランウェイ復帰も期待されるが、今後の展開は未定だという。(取材・文:ファッションジャーナリスト 益井祐)

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