不動産会社のヒューリックが4月6日、池袋・サンシャイン60通りに面した商業ビル「池袋東急ハンズ」と「池袋 GIGO」を取得したことを発表した。繁華性の高い同エリアで存在感をもつ両物件を取得することで、商業をテナントとしたビル事業を拡大させていく。取得額は非公表。
地上9階建の「池袋東急ハンズ」は建物の竣工以来、東急ハンズをメインテナントに長期の賃貸借契約が締結されており、ヒューリックでは安定的な収益が見込めると判断し、同物件を取得。セガエンタテインメントと契約する「池袋 GIGO」も同様で、両物件ともに既存テナントは継続して営業する。
ヒューリックの賃貸事業はオフィスビルが中心だが、商業やホテルをテナントにした物件も増えており、3月末から解体工事に着手した「ニユートーキヨービルヂング」と「ヒューリック有楽町ビル」は一体開発し、低層階を商業、中層階以上をヒューリックホテルマネジメント運営のゲートホテルにする計画。同社の観光ビジネスのフラッグシップとして開発を進める。