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赤い下着 15年秋冬のヒットアイテムに?

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今春開かれたインナーメーカーの15年秋冬物展では、来年の干支、申(さる)にちなんだ赤い下着が一斉に並んだ。元はチベット仏教から来た話のようで、へその下のツボである丹田を赤い下着で覆うと、お腹の病気にかからないとの由。巣鴨など年配の婦人が多い商店街では定番のヒット商品と聞く▼なぜ申年なのかは、各地で様々な言い伝えがあるようだ。申年に赤い下着を着ければ病が去る、下のお世話にならない、しまっておくだけで幸せが訪れるなどなどだ。所によっては申年でも申の日に身に着けないと効果がないとされる▼縁起かつぎと馬鹿にはできない。ワコールブランド事業本部によると、通常は10万枚くらいの販売数量なのに、12年前の申年にはトップスが10万枚、ショーツが50万枚という実績を残した。特に今回は、中華圏からのインバウンド(訪日外国人)需要が期待されるなか、中国人が好む赤い下着を売り込もうと例年以上に力が入る▼単純な商品では差別化も難しい。可愛い猿のワンポイントを入れたり、贈答用の高級な木箱を揃えたりと知恵比べが続く。トレンドや景気に左右されにくいとされたインナー業界だが、昨今の不調、とりわけ量販店ゾーンの消費低迷は深刻だ。機能性肌着も一巡、ヒット商品が見えにくいなか、赤い下着が意外な起死回生になるかも知れない。 (2015/6/11)

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