ロリータ女子がパリで増加「アンジェリック プリティ」が5つ星ホテルでお茶会とショー開催

サロンショーが開催された“お茶会”の会場
サロンショーが開催された“お茶会”の会場
画像: Masahiro Kubo

 パリの「ジャパンエキスポ」会期に合わせて、ロリータファッションの「アンジェリック プリティ(ANGELIC PRETTY)」が7月4日、イエナ通りの5つ星ラグジュアリーホテル「ル シャングリラ」のサロンで"お茶会"(ティーパーティー)を開いた。初めてのフロアショーを実施し、新作を発表。同時期には、市内でポップアップストアを出店している。(取材・写真・文:ファッションジャーナリスト 久保雅裕)

 ブランドを展開するブティックa アトリエプリティの本多洋子社長は、パリ進出について「バスティーユに約3年間フランチャイズ店を出店し、そこがインフルエンサーとなって認知が広がった」と振り返る。「日本の"カワイイ"文化は、もともと受け入れられる要素があった。(現地のファンは)服だけではなく帽子や小物など、皆それぞれに工夫して楽しみながらコーディネートしている」と好感触で、手応えを得た。直営店の出店を視野に、リサーチを重ねているという。

 6月30日~7月5日には、日本食通りのサンタンヌにあるディスカバージャパンで、ハイパーハイパーが展開する「プトマヨ(PUTOMAYO)」と合同ポップアップストアを出店。初日だけで約300万円(ブランド単独)を売り上げた。販売だけではなく「着ていく場所を作ることも大切」という考えからスタートしたのが、お茶会の企画だ。最初の3回はパリ市内のカフェのサロン、その後は高級ホテルのサロンを転々とし、今回の開催は6回目となる。会場には、英国、フィンランド、ドイツといったフランス以外の欧州各国からも「アンジェリック プリティ」のドレスを身に纏ったファンが集結。6人のモデルが登場したフロアショーと共に紅茶やデザートが振る舞われ、参加者はそれぞれ写真撮影などして楽しんだ。

 パリに限らず、最近では米国や中国からのインターネット通販が伸びており、世界中にロリータファッションのファンが拡大しているという。「ジャパンエキスポ」といったイベントやお茶会など「コト」と結び付けて、ある種の「ロリータファッション・ライフスタイル提案」とも言える販売促進策が奏功しているようだ。

(取材・写真・文:ファッションジャーナリスト 久保雅裕)