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新旧ひしめくモダンリサイクル店「パスザバトン京都祇園店」オープン

Image by: Hatsuyo Hashinaga

 スマイルズが手がける新しいスタイルのリサイクルショップ「パスザバトン(PASS THE BATON)」の3店舗目となる京都祇園店が、京都・祇園新橋にオープンした。京阪祇園四条駅から約300m。せせらぎの音が耳に心地よい白川沿いの風情ある一角に位置する。界隈は祇園新橋伝統的建造物群保存地区に指定されており、京都市のコンぺで同社が交渉権を獲得し、出店の運びとなった。(文・写真 / 橋長初代)

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 建物は築120年を超える木造2階建ての京町家で延床面積約225㎡。丸の内と表参道の2店舗を手がけたワンダーウォールの片山正通氏が内装を担当。伝統的な建築様式を生かしながらも、新旧のものがひしめきあうモダンで洗練された店舗に生まれ変わった。

 「パスザバトンは今から6年前、自分たちの見立てと世界観で編集できるリサイクルショップを作ろうということで立ち上げた。京都は、古いものを繋いでいくという店のコンセプトに合う町。耐震補強の問題で梁と柱、壁はひとつも壊せない状態だったが、片山さんにお任せしたことでその制約がかえっておもしろい表現につながり、東京とは異質な空間に仕上がった」と、同社の遠山正道社長は語る。

 白川に向かって趣のあるたたずまいを見せる店舗には、通路橋を渡って直接出入りできる。吹き抜けの玄関の左手は、リメイク品や国内外から買い付けたアンティーク品などが並ぶ物販コーナー、右手はパスザバトン初の飲食業態「お茶と酒 たすき」を配置。2階は出品専用カウンターのほか、リサイクル着物を陳列した和室、その奥には、床の間に飾られたエルメスのバーキンや大小の提灯が印象的なリサイクル品の売り場が広がる。ガラスや鏡、古い調度品を多用したことで、開放感と界隈性が感じられる、ギャラリーのような空間だ。

 出品者の思いが伝わってくるリサイクル品に加え、京都の伝統工芸とコラボレーションした商品も必見。西陣織の「細尾」は、端糸や端材を使ったプリーツフリルのバッグをカルネとの協業で製作。京金網の「金網つじ」はアンティークの缶バッジを端材で編み包んだジュエリーを製作販売する。端材などで作った「中川木工芸」の木製カトラリー、「開化堂」の手作り茶筒、「公長齋小菅」の竹箸と箸置きなどココでしか買えない品はギフトにしても喜ばれそう。

 喫茶&バー「お茶と酒 たすき」は、お茶を通して日本のもてなしの心を伝えるのがコンセプト。川のせせらぎに癒されながら、富士山の天然氷を使ったかき氷を一年中味わえる。夜8時から朝4時までは、お茶をベースにしたオリジナルカクテルも楽しめる。店で使用する食器やグラスも、その場で購入が可能だ。

 オープンにあたり、遠山社長は「東京に住む我々が選ばれたからには、京都の歴史と伝統を理解しながら新たな魅力を提案し、発信していきたい。欧米人を中心とする外国人観光客にも立ち寄ってもらい、京都の古いものを楽しみながら、自分のセンスで取り入れてもらえるような場になればいい」と抱負を語った。

■PASS THE BATON KYOTO GION(パスザバトン京都祇園店)
住所:京都市東山区末吉町 77-6,103-2
PASS THE BATON 公式サイト

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