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0.4ミリの極薄レザーに海外バイヤーが「Amazing!」ロウタスが展開拡大

Raw+の新メンズコレクションとデザイナー嶋崎隆一郎(右)
Raw+の新メンズコレクションとデザイナー嶋崎隆一郎(右)
Image by: Fashionsnap.com

 パリの合同展で発表してから5年目となる「Raw+(ロウタス)」の極薄レザーが、国内外で支持されている。0.4ミリという薄さと高い技術による製法は特許を取得しており、布帛のようなしなやかさと外見から、初めて手に触れた時に「Amazing!」と驚く海外バイヤーも少なくないという。2016年春夏シーズンからは、要望が多かったというメンズコレクションを本格的に始動する。

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 「Raw+」を手がけるのは、嶋崎隆一郎と佐藤ヒサコのデザイナーデュオ。それぞれ無印良品のデザインでキャリアを積んだ後、1993年に2人でブランド「Beige shop」を立ち上げ、「Ryuichiro Shimazaki」ではメンズコレクションを発表した。嶋崎はその後、大手アパレルのブランドディレクションをはじめ、鉄道会社や自動車会社などの様々な企業制服のデザイン、そして現在開催中のミラノ万博では日本パビリオンの制服デザインを担当している。

 グローバルに通用するものづくりを行うために2007年から再び2人でデザインチームを組み、前身となる「Rawtus」を始動。2010年に、皮革の両面を磨き上げて0.4ミリまで薄く加工したオリジナルの「ニューゴートレザー」を開発したことをきっかけに、パリの合同展「Who's NEXT」に出展し、オリジナルレザーのみに特化したブランド「Raw+」としてリスタートを切った。代表作のゴートレザースクエアヘムカーディガンをはじめ、裏地のない一枚仕立てでこれまでのレザーの概念を変え、世界のバイヤーに評価されたことからレザーの製法および製品に関しての特許を取得。2014年からはパリに加えてNYでも展示会をスタートし、北米の取り引きを開拓した。当初は海外の売上がブランドを支えていたが、近年では国内が上回り、海外約40店舗、国内約50店舗に展開を広げている。

 メンズウェアについては、2011年に海外バイヤーからの要望を受けて生産したのみだったが、2015-16年秋冬シーズンに数型のメンズコレクションを発表し、2016年から本格スタート。嶋崎が全面的にデザインを手がけるメンズウェアは15年ぶりで、「Raw+」の「そのままのものに新しさをプラスする」というコンセプトを踏襲しながら、ベーシックを基本に得意とするミリタリーテイストを加え「クリエーションをプラス」しているのが特徴だ。定番の0.4ミリだけではなく、アイテムによっては0.8ミリのレザーなどオリジナルの素材を使用し、特殊な加工やリバーシブル仕様で2面性を持ったブルゾンやパンツ、カットソーやジーンズまで幅広くラインナップする。今後も「これまで誰もやっていないことや技術にチャレンジし、手にとって感動してもらえるようなものづくりを続けたい」とし、また単独の販売スペースなど世界観を伝えられる場所の計画も進行しているという。

■Raw+ 2015-16年秋冬コレクション 全ルック

■Raw+ 公式サイト

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