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西武渋谷店「建て替えに向けたステップ」大規模リニューアルが完了 20億円を投資

A館エントランスのアートゲート Image by そごう・西武
A館エントランスのアートゲート
Image by: そごう・西武

 西武渋谷店が、8年ぶりとなる大規模リニューアルを完了し、8月21日の今日オープンする。2020年以降に予定している建て替えを含めた再開発に向け、「今回の成果からノウハウを蓄積していく」(篁富夫店長)という。

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 同店では渋谷を訪れる人々の嗜好と「ズレが生じてきていた」ことから、所得や購買意欲が高くファッションに重きを置く層の取り込みを目的に、今回のリニューアルを実施。約20億円を投資し、フロアデザインに著名な建築家やプロダクトデザイナーらを起用して「(百貨店の枠から)突き抜けた環境」に仕上げたという。

 2011年から掲げるストアメッセージ「Art meets Life」の進化を目指しており、A館エントランスには、音楽・映像アーティストのカールステン・ニコライ(Carsten Nicolai)によるアートゲートを設置。今回のリニューアルのベースになったという自主編集売場のコンポラックスとブリッジでつながるA階3階「キートゥースタイル」は佐藤オオキとコラボレーションし、メリゴーランドをイメージしたプロモーションスペースやフラッグをあしらったような什器で「遊園地」を表現した。ブランドラインナップには「パブリックスクール(PUBLIC SCHOOL)」や「フッドバイエアー( HOOD BY AIR)」、元マウジーの森本容子による「バンカー トーキョー(BANKER TOKYO)」等を加え、トレンドのラグジュアリーストリートやジェンダーレスの要素を強めたという。A館5階「モードプラス」のフロアデザインは建築家の永山祐子が手がけ、リングメッシュのカーテンで各コーナーを独立させた作りにするなど「宮殿」のような空間を意識。40〜50代女性のエグゼクティブ層の利用を促すため、高価格帯商品の幅をこれまでの10万円台から、30万円近くまで引き上げている。B館5階のメンズフロアも永山氏が携わり、ヨーロッパの博物館をイメージして、化石を思わせるオブジェや展示品を囲うガラスケースを随所に配置。"男性のモノへのこだわり"を重視し、専門分野に特化したブランドの取り扱いを拡大するなど、以前までの単品集積型からセレクトショップのような見せ方に見直した。リニューアルオープンにあわせA館7階では、イリス・ヴァン・ヘルペン展を9月6日まで実施する。

 渋谷エリアは2020年代にかけて大規模再開発が相次いでおり、西武渋谷店でも建て替えを計画。同店の屋号は残しながら、新たな商業施設に進化させる。

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