Fumitoshi Goto

Googleが生鮮品の当日宅配サービスに参入

激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

在米28年のアメリカン流通コンサルタント

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■ニュースサイトのブルームバーグは8日、グーグルが生鮮食品の当日宅配サービスに参入すると報じた。同社は今年末までにサンフランシスコと都市名は明かしていないがさらに1都市で生鮮品宅配サービスをテスト展開するという。ドライフーズなど生鮮品以外の宅配サービスを行っているグーグル・エクスプレス(Google Express)のゼネラルマネジャーによると、新サービスではホールフーズとコストコなど生鮮食品を扱う企業と提携する。グーグルでは宅配に生鮮食品も含めることで、冷蔵などで手間やコストもかかるが、儲けも多くなると見込んでいる。生鮮品宅配サービスではネット通販最大手のアマゾンによるアマゾンフレッシュや地域のスーパーマーケットから宅配するインスタカート、チェーンストア最大手のウォルマートが行っている食品宅配サービスのウォルマート・ツー・ゴーなどがあり、グーグルの参入により生鮮品宅配サービスの市場でも競争が激化することになる。調査会社アイビスワールド(IbisWorld)の報告(昨年12月)では、オンラインの食品販売が国内で109億ドル市場としており、2019年まで毎年9.6%で成長すると予想している。
1日にはテキサス州でスーパーマーケットを展開するHEB(H-E-B)がインスタカートと提携し宅配サービスを始めると発表した。スーパーマーケットの買い物で宅配サービスが常識となる世界がすぐ近くにきているのだ。

トップ画像:テキサス州オースティンにあるホールフーズ旗艦店と宅配用のバイク便「ドロップオフ(Dropoff)」。このホールフーズではインスタカートによる生鮮食品の宅配サービスの他、バイク便によるパスタやピザなどの出前も提供(オースティン・ダウンタウン内)している。

15年9月7日 - 【インスタカート】、HEBが提携!いずれドライブスルーにレストランメニューも宅配?

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。グーグルの生鮮宅配サービス市場参入に驚きはありませんが、スーパーからの宅配サービスが本当に混雑してきたと思います。当然、それぞれに手数料はかかりますが、小さい子供をもつ母親や歩行が大変な年配者など需要があるのでしょう。スーパーマーケットを視察するとタクシーで来ている年配客をたまに見かけることがあります。サクラメント近くのナゲットマーケットに視察で訪れたときも、タクシーを待たせて買い物をしているお客を見かけました。母親や年配者以外にもカウチポテト状態で引きこもりもしくは単に怠惰なお客からの需要もあるのかもしれません。グーグルも生鮮食品宅配サービスの市場は成長分野とみて参入するのでしょう。ただ、グーグルがインスタカートを買収すると思っていました。この市場が混雑してきて明確になってきていることは、スーパーマーケットもいかなる形であれEコマースに参入しなければならなくなってきているということです。
大手チェーンだろうがローカルのスーパーだろうが、お客から見れば関係ありませんからね。今後「な~んだ!宅配サービスはやってないんだ」っと言われる機会が増えると思います。

後藤文俊

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