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古田泰子「トーガ」ロンドンファッションウィークで初のショー

Image by: TOGA

 デザイナー古田泰子手掛ける「トーガ(TOGA)」が、ロンドンで9年ぶりにランウェイショーを開催した。2014年秋冬シーズンからロンドン・ファッションウィーク(=LFW)に参加しコレクションを発表してきたが、LFWでランウェイショーを開催するのは初めて。(取材・文:ファッションジャーナリスト 益井祐)

 

 LFWでのランウェイショー開催は、英国のPR会社「ザ・ウォルブズ」と組み、パリからロンドンへとコレクションの場を移した際に、デザイナー古田泰子とPRダイレクターのジャスティン・フォーギーヴスが掲げた目標だったという。ほぼ無名の状態でLFWに参加し、過去数シーズンはプレゼンテーション形式で、ブランドコンセプトから得意の素材使いまで「トーガ」の全てをわかってもらえるようにプレスやバイヤーに提案。地道な活動によりエディトリアルの数も増え、業界人やファッショニスタのファンが急増した。同時期にスタートさせたロンドンのシューズディストリビューター「シックス(SIX)」によるシューズラインの成功も、日本国外での知名度を上げることに繋がったように思える。

 新緑が広がるショー会場で披露された2016年春夏コレクションのキーワードは「花びら、ミネラル、そしてうねった曲線」。シャツの袖やズボンのポケット、ドレスの前面には海藻に着想を得たという大胆なラッフルがあしらわれるなど、自然のエレメントを落とし込んだというガーメントが際立つ。刺繍やアップリケが施された素材は、ミネラルを顕微鏡で拡大したかのような印象。大きく口の開いた巾着型のバックは"ペタル(花びら)"を意識したという。久しぶりのランウェイショーを終え古田は、「緊張はしなかった。コレクションに関してはもっとこうしたかったという欲がどんどん出てしまうが、ショー自体には満足している」と手応えを感じたようで、今後もLFWでショー形式のコレクション発表を続けていくことに意欲的な様子を見せていた。(取材・文:ファッションジャーナリスト 益井祐)

TOGA 2016年春夏コレクション

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