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ファッションショーの新作を「すぐ買える」取り組み増加

ラグ & ボーン「Buy Now」対象のルック
ラグ & ボーン「Buy Now」対象のルック
Image by: rag & bone

 ファッションショーで発表された商品を「すぐ買える」という施策が広がっている。「バーバリー(Burberry)」といった大手ラグジュアリーブランドだけではなく「ラグ & ボーン(rag & bone)」など中小規模のブランドも、続々とショーと小売をつなげた"オンタイム"の新しい施策に乗り出している。

 

 ショーとオンラインショッピングを組み合わせた施策を2010年に導入し、アウターウェアとバッグをショーのライブ配信した直後に受注販売してきた「バーバリー」は今月、新たに先進的な施策を発表。全てシーズンレスのコレクションに変更し、今年9月のショーからは全アイテムを終了後に購入できるようにすることを決めた。続いて「トミー・ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」「トム・フォード(TOM FORD)」も、次回から消費者向けの発表形式に変更し、ショーの開催時期を商品の販売時期に後ろ倒しする。またNYブランド「マイケル・コース(MICHAELKORS)」は、現地時間で17日10時(日本時間24時)に発表する2016年フォールコレクションの模様をオンライン配信し、一部のアイテムを即購入できる「READY-TO-WEAR, READY TO GO」を実施する。

 「レベッカ ミンコフ(REBECCA MINKOFF)」は、これまでもSNSの活用や顧客向けの取り組みに積極的だったが、今月13日に開催されたショーから発表するコレクションのシーズンを"オンタイム"に切り替えた。「ラグ & ボーン」は今月、新たに2つの施策を発表。従来の年2回展開される広告キャンペーンに代わり、商品の販売時期に合わせてヴィジュアルを公開していく「Photo Project」をスタートした。また15日にNYで開催されたショーでは初めてメンズとウィメンズを同時に発表し「Buy Now」と称して新作アイテムの一部を直営店とオンラインストアで即日発売した。

 特に卸販売を主とするブランドは通常、受注から卸まで数ヶ月から半年の生産期間を要し、また販促活動の期間を考慮すると全てを"オンタイム"に移行することは難しいとされている。しかしIT化とグローバル化が進む今、時代に沿ったショーと小売の関係を問い、既存のシステムを見直す時に来ているようだ。

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