デザイナー兼最高責任者のルカ・パンパニン
Image by: FASHIONSNAP

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創業55周年、イタリアシューズ「ペリーコ」はなぜ日本人女性に愛されるのか

デザイナー兼最高責任者のルカ・パンパニン
デザイナー兼最高責任者のルカ・パンパニン
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 イタリアのシューズブランド「ペリーコ(PELLICO)」が日本で人気を得ている。受注生産型の輸入卸販売で、売上は非公表だが現在は1シーズンで同ブランドが上限とする2万足の発注を受けている。ユーザーのなかには1人10〜20足を所有するリピーターも少なくはないという。日本人女性から支持される理由とは何か、デザイナーのルカ・パンパニン氏に聞いた。

 

 ペリーコは1963年にイタリアのヴェネト州ヴェニス郊外で創業。現在はデザイナーと最高責任者を兼任するルカ・パンパニン氏が全てのコレクションを手掛けている。シューズの特長は、ベーシックなスタイルにエレガントで洗練されたエッセンスを加えたデザインと、卓越した職人技術で実現させた最上級の履き心地。担当者は「1足5万円前後と手に取りやすい価格ではないプライスレンジで2万足のオーダーがあるということは、多くの方にご愛顧いただいている証拠だと思う」と話している。

 デザイナーのルカ氏は日本人女性から支持されている最大の要因について、「女性らしさ」をデザインの真髄にしてきたことを挙げる。その女性らしさを保つために、靴作りで最も大事なのは「全体のバランス」。特に重視しているのが木型だという。同ブランドの場合、ヒールの有無を問わず限られた数の木型でさまざまなデザインに応用できるようになっており、適切なサイズがわかればフィッティングは不要。Eコマースが普及する現代との相性も良く、リピーターの増加にもつながっているという。ルカ氏は「何年もかけて全ての女性に合うようにフィッティングにこだわって作ったことが、アジア人の足にも合ったのでは」と分析。一般的にはヒールのある靴が女性らしさを演出すると言われているが、ルカ氏は「ヒールが高ければ高いほど女性らしさを演出できるわけではない。ハイヒールではなくても、ヒール1センチのフラットなシューズでもフェミニンさは保てる」と話す。

 ペリーコは今年で創業55周年。3月29日には、新商業施設「東京ミッドタウン日比谷」に都内2店舗目となる直営店を出店する。ルカ氏は「Eコマースはこれからも発展していくべきだが、実店舗ならゆっくりサイズを確認して買うこともできる。新店舗がその起点になれば」とコメントしている。ルカ氏は、イタリア語で「上品」「繊細」を意味し、自身の信念にもつながる「raffinato(ラッフィナート)」という言葉を今後も意識しながら、靴作りに邁進していく考えだ。

■PELLICO TOKYO MIDTOWN HIBIYA
オープン日:2018年3月29日(木)
住所:東京都千代田区有楽町1丁目1番2号 東京ミッドタウン日比谷 1階
TEL:03-6273-3346
時間:11:00〜21:00
定休日:東京ミッドタウン日比谷に準ずる
店舗面積:約120平方メートル

公式サイト

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