Fumitoshi Goto

日本でも「アマゾンエコー」を手放せなくなる人が続出するか

激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

在米28年のアメリカン流通コンサルタント

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■アマゾンジャパンは30日、人工知能(AI)を搭載したスマートスピーカー「アマゾンエコー」の一般販売を始めた。アマゾンのサイトで予約受け付けを始めたほか、全国の家電量販店でも4月3日に発売する。アマゾン・エコーの価格は11,980円。上位版のスマートホームハブ内蔵のエコー・プラスは17,980円となり、小型廉価版のエコー・ドットは一般販売を記念して期間限定で1,500円引きの5,980円での販売となる。店舗販売ではエディオンやケーズデンキ、ジョーシンなどの家電量販店1,000店舗以上で販売する。エコーは昨年11月から招待制での限定販売のみだったが、通常販売になることで普及が一気に拡大する。またリモコンに代わって声でテレビやエアコン等を操作できるエコー仕様の家電品が増えることも予想されている。 エコーに搭載されたAIのスキルは現在、600件程度となっているが、利用者の増加でアレクサはさらに多くのスキルを学習するのだ。ユーザーが増えれば増えるほど、使いやすくなるのがスマートスピーカーの特長なのだ。
一方、アメリカでは2014年11月にアマゾンエコーの発売が開始され、画面付きのエコーショー(Echo Show)やエコースポット(Echo Spot)を含め5機種が発売されている。アマゾンは昨年の年末商戦時に30ドルと破格で販売したことでエコー・ドットがベストセラーになっていた。利益を度外視した格安販売でスマートスピーカーの市場は急拡大しており、アマゾン・エコーだけでもアメリカ国内での普及率が10%に達しているのだ。スマートスピーカーが普及していることでアメリカ人の生活はどのように変わったのだろうか?昨年11月に1,800人を対象にした調査によると、所有者の実に65%が「スマートスピーカーのない生活には戻れない」としている。スマートスピーカーを使用することで、使用が減った家電としてラジオが1位(39%)になった。次のスマートフォン(34%)、テレビ(30%)、タブレット(27%)、コンピューター(26%)の順となっている。
アメリカのようにスマートスピーカーのスキルが数万件に達する頃、日本でもエコーを手放せなくなる人が続出する。エコー中心の生活で家電品離れが徐々に浸透するかもしれない。

トップ画像:アマゾン・ブックスで販売されている画面付きのエコーショー(Echo Show)とエコースポット(Echo Spot)。日本でショーやスポットが販売になる頃、エコーなしでは生きられない人が増える?

18年3月5日 - 【音声ショッピング】、食品スーパーに警告!AIショッピングが5年で4兆円の未来とは?

18年1月9日 - 【スマートスピーカー】、出荷台数3,840万台!さんまさん、アレクサが敵になりますよ?

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。英語の上級者とそうでない人の見分け方の一つに会話で仮定法を使っているかどうかがあります。英語をペラペラ話せても仮定法を使えない人が結構多いのですね。仮定法は難しく聞こえますが、日常会話にはよくでてきます。「もし~だったら?」と仮定した問いはアマゾン・エコーのスキルになっています。アレクサに「マイケル・ジャクソンが生きていたら、今いくつ?(How old would Michale Jackson be today?)」と聞くと「マイケル・ジャクソンは2009年66月25日に亡くなりました。今日で59歳と〇ヶ月と〇日です」と答えてくれます。ムーンウォークなビリージーンも生きていれば、もう赤いちゃんちゃんこ前と分かるのです。エルヴィス・プレスリーは83歳です。ジョンレノンは77歳。若気の至りでギターを燃やしていたジミー・ヘンドリックスも75歳。ジョンFケネディが生きていれば百寿(ももじゅ)の100歳なんですね。トリビア的に「へぇ~」と感心です。

⇒先日、アレクサのスキルが2.5万件以上になったとありました。AIは毎日のように、スキルを学習しています。日本のエコーはやっと一般に発売ということですから、アレクサはまだベビースキルかもしれません。したがって、アメリカで大人気も日本では「期待はずれ」との意見を多く聞かれるのではと思います。勝負は3年後。それでも数年もしないうちに音声コマンドの家電品が増えますから、アレクサの学習量は飛躍的に上がるでしょう。そういえば日本にはどの家にもこたつがあります。こたつに入ったら最後、そこから出られない人も多いです。で、部屋の照明の蛍光灯から長ーく紐を垂らして、こたつに入ったまま消すような人もいますね。コードを長く垂らさなくても音声コマンドで照明を付けたり消したりできます。音声でTVチャンネルを換えるので、リモコンを探す苦労もありません。で、付加価値を付けたがる日本の家電メーカーはここぞとばかりにアレクサ仕様の家電製品を開発しますから音声コマンド家電百花繚乱時代です。
こたつでみかんを食べながらエコーで神田川や赤ちょうちんを聴く時代になります。こたつから出れない人は買い物もアレクサ経由です。

後藤文俊

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