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ファセッタズムのウールコレクション、"新しい価値や存在感"に注力

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「ファセッタズム」は18~19年秋冬と19年春夏の2シーズンにわたり、ザ・ウールマーク・カンパニーとパートナーシップを結んでウールを多用したコレクションを作っている。秋冬はしわ加工を施したウールデニムのジャケットや、コットン地にウールパイルを植え付けたウールファーのアウターなどが揃った。デザイナーの落合宏理が力を注ぐのは、ウールの新しい価値や存在感を探ること。ウールが持つ伝統的な表情とはひと味違う軽やかさが新鮮だ。

素材作りのために国内のいくつかの機屋に行きました。尾州の機屋さんで作ったのは、しわ加工したウールギャバジンです。世界の有力ブランドと取引している技術力の高い工場で、今までにない価値を作ることができたらと思い、いわゆるウールの温かい感じとは違う見え方の素材を目指しました。ザ・ウールマーク・カンパニーと提携するからといって、ウールフラノのスーツではつまらないですから。

いつも作るデニムも、今回はウール100%です。コレクションを象徴するものにしたいと思っていましたが、ここまでクオリティーの高いものが作れるとは思わなかった。デニムとはいえ、ウールだからプリーツをかけることもできる。単独では出会えない生地屋さんと組んで素材を作るということは、普通ではできない体験です。日本の技術に触れ合えたおかげで、いい物作りができるという実感もありました。

19年春夏も尾州の機屋と仕事をしています。春夏だからウールは難しいという価値観を変えたいと思っています。消臭性などウールの長所を、夏に向けてどう生かすかがポイントです。

小売価格が1万~2万円上がっているなか、それに見合う素材が使えてよかったです。今はブランドの変わり目でもあり、良いクオリティーを目指すという決意表明になったと思います。

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「ファセッタズム」落合宏理さん

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