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「フィービーロス」をよそに進むセリーヌの若返り

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 19年春夏デザイナーコレクションの話題の一つに、ビッグブランドのデザイナー交代劇がある。毎シーズンのようにデザイナーの交代劇があるのが近頃のコレクションではあるが、「バーバリー」と「セリーヌ」というビッグネームとなると注目度は高い。しかもデザインするのは、それぞれリカルド・ティッシとエディ・スリマンとなると、がぜん話題性が変わってくる。

 ふたを開けてみると、バーバリーが英国の伝統を背景にしてティッシのカットを生かしたラインを見せたのに対し、セリーヌはこれまでの大人の女性をイメージしたラインからがらりと変化した。スリマンのオリジンともいえるシャープなパンツスーツとガーリーなデザインは、セリーヌの伝統とは異なるもの。これに対して欧州のメディアから批判的な声も上がった。

 「メゾンの持つ伝統や技術に敬意を払うべきだ」という意見はもっともではある。しかし、新しいデザイナーを迎えた以上、過去との違いをアピールすることも重要な戦略だ。問題はそれがいかに納得しうるデザインなのかということだろう。

 セリーヌの場合、全く異なるデザインで全く新しい顧客を取り込むことを、経営側が決断したように思う。これまでのセリーヌの顧客からのフィービー・ファイロロスの思いをよそに、ブランドの若返りは進む。

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