左)アングローバル 中田浩史取締役、右)川上淳也
左)アングローバル 中田浩史取締役、右)川上淳也

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セブン バイ セブンはなぜマーガレット ハウエル擁するアングローバル傘下になったのか?

 「セブン バイ セブン(SEVEN BY SEVEN)」が、TSIホールディングスのグループ会社 アングローバル傘下になり2ヶ月。メディア関係者などを対象に、2019年春夏コレクションの展示会を開催した。デザイナーズヴィンテージショップを運営するライラ(LAILA)が展開していたブランドで売れ行きも好調だったが、なぜデザインチームとともに業務移管するに至ったのか?

左)アングローバル 中田浩史取締役、右)川上淳也
左)アングローバル 中田浩史取締役、右)川上淳也
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 川上淳也が手掛けるセブン バイ セブンは、ライラが2013年にオープンしたメンズセレクトショップ「セブンバイセブン(7×7)」から誕生したメンズブランド。20代の大半をサンフランシスコで過ごした川上は、古着の倉庫に通う日々の中で出会った様々な人種の人たちの"自由な強さ"に影響を受け、サンフランシスコの愛称である「SEVEN BY SEVEN」の名で2015年秋冬シーズンからコレクションを発表している。デビューから毎シーズン順調に売上を伸ばしており、現在はエイチ ビューティ&ユース(H BEAUTY&YOUTH)やレショップ(L'ECHOPPE)など26店舗で取り扱われている。

 2019年春夏コレクションではテーマは特別設けず、「ライブ感を大切にしている」という川上の考えを反映させ、イメージを固めすぎず製作の過程で生まれるアイディアをアイテムに反映。バティック柄のシャツ地はオリジナルで、そのほかサイズ違いのデニムシャツを組み合わせた人気の再構築シリーズも発表した。

2019年春夏コレクションルック

 アングローバルとしても新たな取り組みとなったブランドの業務移管については2017年から話を進めており、その経緯についてアングローバルの中田浩史取締役は「才能があってやりたいことも沢山あるのに、生産数量の関係で品番数を制限しなければいけないといった服作りの裏側の問題に直面しているのではと感じたことがきっかけ。アングローバルは基幹ブランドの『マーガレット ハウエル(MARGARET HOWELL)』を中心に、30年以上服作りをしてきた経験があるので、その背景を川上さんたちに活用してもらえればと思い今回一緒に運営していくことになった」と説明。アングローバルの生産背景を利用したコレクションは次回の2019-20年秋冬からで、今後はテキスタイル開発や縫製に力を入れ、クオリティの向上に繋げたい考えだ。川上は「会社からは『売ろうと思って安くクオリティの低いものを作ることは絶対に許さない』という要望があるだけで、本当に自由にやらせてもらっています。服を作ることに集中できているので、次回のコレクションではパワーアップしたところをお見せできる思う」と自信をみせた。

 また「7×7」名義で川上がキュレーターとして参画し、空間やイベントをディレクションするプロジェクトの立ち上げも計画。2019年春夏コレクションの展示会でもBGMをオリジナル制作するなど、表現領域を広げていく。ビジネス面に関しては国内に重点を置き、地方の有力店に出向いて商品を見てもらうなどして卸先との関係性作りを強化していくという。

■SEVEN BY SEVEN:オフィシャルサイト

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