展示会場に展示された植物で作った案山子
Image by: FASHIONSNAP.COM

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「アシードンクラウド」が10周年の感謝を込めたコレクション、自作絵本のあとがきをテーマに

展示会場に展示された植物で作った案山子
Image by: FASHIONSNAP.COM

 玉井健太郎が手掛ける「アシードンクラウド(ASEEDONCLOUD)」が、創業10周年を迎えた。20シーズン目となる2019年秋冬コレクションでは、「雲上花(モガミバナ)」をテーマにこれまでの総決算としてアイテムを製作。展示会のインビテーションには、「リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)」の山縣良和のイラストに「THANK YOU AND WELCOME OUR 10TH ANNIVERSARY」という言葉が添えられた。

 玉井は「10年ブランドをできてとにかく感謝という思いしかない。この感謝をどうにかコレクションで表現できないかと考え、リサーチを重ねていくと歴史的には感謝は"豊作"と結びついていることがわかった」とコメント。そこから自身が子どものときに初めて創作し、ブランド名の由来にもなった絵本「くもにのったたね」のあとがきとして、雲の上で唯一美しい花を咲かせることができた少年の物語「雲上花」を作り、コレクション製作をスタートしたという。

 10周年を機に他者が思うアシードンクラウドのブランド像を集約するために、これまで関わってきた卸先にアンケート調査を実施。「好きなコレクションは?」「好きなアイテムは?」などの質問を行い、取引先の意見を踏まえたブランドの総まとめとして、アーカイブを踏襲したコートやパンツのほか、イギリス軍と農夫の服の要素をミックスした刺し子ジャケットなど過去のアイデアを散りばめたコレクションに仕上げたという。

 次の10年について玉井は「淡々とやるだけです」と控えめながらも、今後は以前から話している"顧客との関係性をデザイン"することを強化。現在約40店舗に卸しているが、これまであまりできていなかったという地方の取り扱い店を巡り店頭に立つことで、顧客の意見を聞きながらコレクションに反映させていきたい考えだ。

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