「スキャパレリ」2020年春夏コレクション
Image by: FASHIONSNAP.COM

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「スキャパレリ」トム ブラウン出身の新ディレクターによる初のプレタポルテコレクションを発表

「スキャパレリ」2020年春夏コレクション
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 「スキャパレリ(Schiaparelli)」が9月29日、新クリエイティブ・ディレクターのダニエル・ローズベリー(Daniel Roseberry)による初のプレタポルテコレクションをパリで披露した。

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 「トム ブラウン(THOM BROWNE)」でデザインディレクターとして経験を積んだダニエル・ローズベリーは、ベルトラン・ギュイヨン(Bertrand Guyon)の後任として今年4月に同職に就任。7月に発表したオートクチュールコレクションに続き、ローズベリーによる初のプレタポルテとなった2020年春夏コレクションは、パリ・ヴァンドーム広場のHôtel d'Evreuxを会場にプレゼンテーション形式で発表。会場内で配られたショーノートには、創業者エルザ・スキャパレリ(Elsa Schiaparelli)の幼少期のエピソードが記されていた。

 エルザがまだ少女だった頃、母親に「醜い」と言われ、その言葉を彼女は信じた。そして彼女は考えた。"醜さ"を軽減するのではなく、全く違う存在に変身できないのだろうか?女の子ではなく、もし花になれるとしたら?――彼女は家の庭で種を手に入れ、飲み込み、待った。もし彼女が忍耐強かったら、やがて花開くだろうと信じて。もちろん、彼女の思い通りに事は進まなかった。エルザは結局体調を崩し、病院に行くことに。その後も彼女は女の子であり続けたのだ。

 ダニエル・ローズベリーは、このエピソードからエルザの想像力、美しいものに対する子どものような探究心、そして夢を見る決意を感じたといい、その影響は2020年春夏コレクションにも色濃く反映。「エルザに彼女だけの庭を与えたかった」というローズベリーの考えから、庭に見立てたプレゼンテーションの会場内には10体のトーテムが並べられた。それぞれ花やヘアドライヤー、金魚鉢、オウム、スピーカーなど幼少時代や成熟した大人の日々を彷彿とさせるもので作られ、コレクションの"3Dムードボード"として展示された。

 コレクションは、革新的なファブリックへのエルザの情熱を反映したという20体のルックから構成。セットアップやドレスに使われたシルクサテンの生地には、人毛やプールのタイル、紙袋などをスキャンした写真がプリントされ、スキャパレリらしいシュルレアリスティックな世界観を表現した。バッグやジュエリーには、ピンク、キルティング、南京錠といったエルザが愛したモチーフを取り入れるなど、創業者であるエルザに敬意を表したコレクションとなった。

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