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「ミナ ペルホネン」25年間の多彩なテキスタイルがランウェイに、東京都現代美術館でショー開催

「ミナ ペルホネン」ファッションショーの様子
Image by: FASHIONSNAP.COM

 東京都現代美術館で展覧会を開催中の「ミナ ペルホネン(minä perhonen)」が、ファッションショー「minä perhonen 1995-2020→SS/AW COLLECTION "TIME・ME・IT"」を開催した。

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 デザイナーの皆川明は「せめて100年つづくブランドに」という想いのもと、1995年にミナ ペルホネンの前身である「ミナ(minä)」をスタートし、オリジナルのテキスタイルで制作したコレクションを発表。2003年から現在のミナ ペルホネンとして活動しており、服を中心に家具や器といったプロダクトデザインまで幅広く手掛ている。

 東京都現代美術館で開催中の展覧会「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」は、ブランドと皆川のクリエイションを紐解く過去最大規模の展覧会で、テキスタイルの原画をはじめ、様々な企業やブランドと協業した作品、コレクションのアーカイブなどを展示。その関連イベントとしてランウェイショーの開催が実現し、一般公募から抽選で300人が招待された。ブランド単独のランウェイは、松屋銀座の館内で行われたショー以来、約8年ぶりとなる。

 ランウェイ会場は、約80メートルのエントランスホール。それぞれの客席に置かれた小さなラジオから雨音やノイズが流れ、静かな夜の美術館内に独自の雰囲気を作り上げていた。ショーのテーマ「TIME・ME・IT」は、時間が心の中と外の世界の対話によって紡がれているという皆川の考えを表現したもの。チェロや電子ピアノなどの生演奏が混じる中、1995年から最新の2020年まで、時を超えてミックスしたコレクションが登場した。

 ショーのディレクションとスタイリングは、皆川と旧知の仲だというスタイリストの大森伃佑子が担当。異なるシーズンのアイテムを組み合わせてスタイリングしたという。油彩のバラのような「ロージィ」や、25個の小さなドットを輪っか状に並べた刺繍柄「タンバリン」、ストライプの先端が風に巻き上げられた「スイング」といったブランドの代表的なモチーフが、約50ルックに散りばめられた。

 途中、照明が揺らめいたり曲調が変わったり、またモデルが小走りやジグザグ歩きをするなど変化のある構成。まるで演劇を見ているようなランウェイに観客が見入り、フィナーレには「ブラボー!」の声が上がった。ショーの後は、皆川が自ら観客一人一人を出口で見送り、最後まで心を込めて対話する姿勢を印象付けた。

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